- 取っ手付きソーサー型(今回)
- ダブルボトム(今回)
- 平底型
- 正方形型
- 上昇後に現れる狭いフラッグ
- ベースの上のベース
- 上昇ベース
今回は取っ手付きソーサー型、そしてカップウィズハンドルの次によく見かけるダブルボトムについて見ていきます。
取っ手付きソーサー
https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/020.html
カップウィズハンドルのカップ部分を長く引き伸ばして底を浅くした形になります。
gyatuby.hatenablog.com
ちなみに私はまだお目にかかったことはないです。
とても珍しいパターンといえるでしょう。
ダブルボトム
- 底が二つあるダブルボトム型の株価パターンは、アルファベットの「W」に似ている。
ダブルボトム型は取っ手付きカップ(カップウィズハンドル)とどこか似ていませんか?
違いはどこで握力の弱い株主を振るい落とすかです。
底でふるい落とす
- 「W」の2つ目の底が1つ目の底と同じ水準になるか、1~2ポイントほど明らかに下回る(たいていは下回る)ことが重要で、これによって弱い株主が振るい落とされる。
振るい落とすことで将来の売り圧力を減らし、ブレイクアウト時に買い注文はその勢いのままに株価は大幅上昇します。
取っ手付きカップではカップの底と取っ手で振るい落とすのに対し、ダブルボトム型は2つ目の底で落とします。
1つ目の底はⅤ字型であり、まだ振るい落とすには不十分になっています。
これは、Ⅴ字型の取っ手付きカップはダマしとなる可能性が高いといわれていたことと同じです。
なお、2つ目の底が1つ目の底を下回らない場合は、ダマシや不完全なダブルボトムとなりブレイクアウトに失敗する確率が上がります。
底でダメなら取っ手で
- ダブルトップにも取っ手が形成されることがあるが、これは必須ではない。
2つの底でも振るい落としが十分でない場合は、取っ手の出番です。
それでもだめならトリプルボトムになりますが、この場合は失敗する可能性が高いか、そもそもチャートの見方が誤っている可能性があります。
どこを底と見るかでチャートパターンの見方は変わります。
これは他の株価パターンも同様の話ですが、本書や実際のチャートを見ていくうちにわかってくると思います。
ピボットポイント
- 「W」の真ん中の高値と同じ価格になった時が買いポイントである。
- この真ん中の高値は左側の高値よりもやや下の水準で頭打ちするはずである。
- 取っ手付きのダブルボトムの場合は、取っ手の高値が買いポイントとなる。
ダブルボトムの深さと幅は、カップウィズハンドルのパターンと似ています。
ダブルボトムのピボットポイントは、「W」の真ん中の高値と同じ価格になった時点になります。
「W」の真ん中の高値は、左側の高値よりもやや下の水準で頭打ちしているはずです。
これはベースというのはそもそも調整期間だからであり、上昇する際の調整というのは少し下げることがほとんどです。
なお、取っ手付きのダブルボトムの場合は、カップウィズハンドルと同様に取っ手の高値が買いポイントとなります。
おわりに
テクニカル分析の教科書に載っている内容とは少し異なるかもしれません。
ただ今までの経験からすると、本書はかなり役に立ちます。
出てくるチャートパターンもそれほど多くないので頑張って覚えてください。
必ず報われる時が来ますので、ぜひ買うタイミングを身につけてください。
次回はフラットベース(平底型)とスクエアベース(正方形型)です。
このうちフラットベースは株価の収束を伴うことが多く、重要度は高くなります。
gyatuby.hatenablog.com