まずはデイトレードを行うまでに必要な準備について学んでいきます。
ビギナーはいくら元手を用意すればいいのか?
投資成績はどうやって測ったらよいか?
ワイコフは、こうした疑問に答えてくれています。
実際のトレードの必要性
- まず必ず考えなくてはならないのは、どれだけの資金が必要かということである。
- 資金を使わず「紙の上で」テープ解読の勉強をすることと、実践を通じて腕を磨くことは全く別物である。
- こういうこと(ミス)は全部、経験不足からくるもの
- 対処法としてはともかくゲームのなかに飛び込んで、実際の条件のもとでプレーの仕方を覚えるのが良い。
トレードをするからには、当たり前ですが軍資金が必要になります。
そしてバーチャルトレードでいくら成功しても、経験にはならないことは覚えておきましょう。
以下の文章は有名なコピペです。
701 名前:名無しさん@お金いっぱい。2009/07/06(月) 20:16:04 id:HnypSwRzQ
今日から参戦することになりました皆さん宜しくです
投資経験はゼロですが、FXバ-チャルデモで僅か半年で
資金が80~100倍になりました
デモをやってみた感じこれは行けると思いこの流れのまま先月で会社を退職
運転資金として消費者金融に自宅を担保に1000万借りて
定期預金解約して500万、退職金が400万、
妻の実家の両親から100万の合計2000万で始めます
35歳第二の人生頑張るぞ442 名前:701 ◆zn05JVP3P. 2009/07/19(日) 09:41:36 id:cDc5PSrrQ
皆さんお久しぶりです
三日連続的にロスカットになり資金が完全に無くなりました
消費者金融の方と話しあいましたが分割返済は認められないみたいなので
昨日話し合って妻とは離婚することにしました
娘は妻が引き取ることになります
我が人生完全に八方塞がりですね
残念です
さようなら
なぜこのような失敗をしてしまうのでしょうか?
それはバーチャルトレードのときには、あらゆる種類のリスクも負っていないためです。
実際の売買で感じる緊張感だったり、恐怖や興奮にとらわれることがありません。
メンタルに全く負荷を負っていないため、我慢なんていくらでもできてしまいます。
しかし実際にお金が絡むと、株価が思ったように動かないとハラハラすることでしょう。
もっと損失を出すのが怖くて、判断にゆがみが生じ、投げ出したい一心でポジションをすべて手仕舞ってしまうことさえあります。
こういったことはすべて経験不足からきます。
ぜひ身銭を切って、トレードして経験を積むことを心がけましょう。
そうした経験を経て、壁を乗り越えていかなければ、成功はおぼつきません。
初めは少額
- 10株単位での売買を始めるのがよい。
- 成功する力があれば、売買単位を大きくすることはいつでもできる。
- 逆に、最終的に失敗に終わった場合でも、最小のリスクしか冒していないので、無駄なお金を失わずにすむ。
身近にあるデイトレードやテープ解読の入門書を全部読んで頭の中にすべて入れたら、次は本当のトレードを実践して経験値を稼ぎましょう。
アメリカ市場では1株単位で売買できるため、本書では10株単位の売買を勧めています。
日本市場の場合は100株単位になるでしょうか。
本書では最少の単位で始めるほうがずっとよいと説明しています。
なお日本でも1株単位で売買することはできますが、リアルタイムでトレードできる銘柄が少ないため、経験を積むには向いていません。
初心者は手っ取り早くお金持ちになりたいと思って、大きな単位でトレードしたがります。
しかしそれは長い目で見ると、目標から遠回りする結果になるでしょう。
それはまるで、歩き始めたばかりの赤ん坊がプロのスプリンターに交じってレースに出場するようなものです。
売買単位を大きくすることはいつでもできます。
継続的に利益を積み上げるまでは、ひたすら修行するしかないのです。
金額よりもポイント
- テープ解読が上手にできているかどうかは、利益ポイント数と損失ポイント数の差によって測るべきである。
- トレードを始めて数か月間は金額の損得を考えるよりも、ポイント数の記録を分析すべきである。
- そうすれば、自分の進歩の状態をつかむことができる。
以前にも説明があったように、金額ではなくポイントで考えたほうがいいでしょう。
まぐれで勝って一財産築いたとしても、大量の株を手掛けた結果では成績を測るには物足りません。
ポイントとは?
ポイントという言葉に戸惑った方もいるのではないでしょうか?
私も以前は意味が分からないと悩んだ過去があります。
私は文字通りに”目盛り”と解釈しています。
チャートでの1目盛りが1ポイントでもあるし、板の1目盛りも1ポイントです。
臨機応変にこの言葉を使い分けている節があります。
ほかにも増減率を比較するときにもポイントを使います。
- 0.3%→0.5%(+0.2ポイント)
これは+0.2%となると0.3%の0.2%の増加(+0.0006%)と勘違いする恐れがあるからでしょうね。
ポイントで成績を測る
少し脱線しましたが、投資成績は金額の絶対値ではなく、ポイントで計測しましょう。
繰り返しになりますが、売買単位は(資金が続く限り)いつでも増やすことはできるため、投資金額は容易に大きくすることが可能だからです。
資金
- トレードを始めたばかりの時期は損が大きくなりがちだし、必要な資金量を正確に見積もるのは難しい。
- 元手としては10株単位の取引の1回分で1,000ドルが必要だと考えておくのがいいだろう。
日本円で言えば10株10万円強、つまり100株100万円でしょう。
ビギナーの時期は損が大きくなりがちで、いくら必要か正確に見積もるのは難しいです。
利益を出せるようになるまで、1000ドル単位で数回分の資金が溶ける人もいるかもしれません。
失敗を繰り返しても、しばらくやっていけるだけのゆとりは確保しましょう。
失くなってもいいお金でやるのは絶対条件ですが、簡単に失くしていいお金なんてありません。
このプロジェクトには真剣に取り組む必要がありますし、それだけの価値があります。
まとめ
- 身銭を切ってトレードしよう
- 初めは少額でトレードする
- 売買単位を大きくすることはいつでもできる
- 投資成績はポイントで計測する
- 必要な元手は100株1万ドル(100万円)
おわりに
身銭を切るということは、全責任が自分に乗っかってきます。
それは他人にすべてを任せていても同様です。
そういう意味では投資信託やインデックスも、個別株と変わらないと思ってます。
誰かを責める前に自分を責めるチャンスでもあります。
最初は少ない金額を賭けるわけですから、ぜひ経験を買いましょうね。
免責事項
- 当ブログで紹介している方法や技術、指標が利益を生む、あるいは損失につながることはないと仮定してはいけません。
- 過去の結果は必ずしも将来の結果を示すものではありません。
- 紹介する実例は、教育的な目的でのみ用いられるものであり、当ブログに書かれた手法・戦略による売買を勧めるものではありません。