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オニールの成長株発掘法第1章14~チャート100本ノック31~32本目

チャート100本ノックでは、時系列順に関連記事や注釈等をまとめています。

古いチャートは自力で出力できなかったため、本書を片手に読んで頂ければと思います。

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銘柄選択の極意(再掲)

  • 本書では、チャートからどこで買えばよいのかだけでなく、売りのサインの読み取り方も伝授している。
  • 成功するためには、歴史によって実証された信頼性のある買いと売りの規則性を学ぶ必要があるのだ。
  • 時代にかかわらず幾度も繰り返される特定のチャートパターンがあることに気がつくだろう。
  • 売り上げ、収益率、ROE(株主資本利益率)のそれぞれが大幅に上昇している銘柄を見つけること
  • そして、機関投資家による買い集めを示している強いチャートパターンを見つけること
  • この両方ができれば、読者諸君の銘柄選択及び売買タイミングが大幅に改善されることにつながるのだ。

チャートを注意深く読むことで、売買タイミングは大幅に改善されます。

銘柄選択は一流なのに、利確が早すぎたり遅すぎたりで機会損失を得ることは、おそらくすべての投資家が通る道かと思います。

必要なのは、買いのタイミングと利確の精度をいかに高めるか考え続けることです。


チャートのテクニカル指標には様々なものがありますが、オニールが使用する主なテクニカル指標は、株価と出来高移動平均線シンプルです。

わたしたちが学ぶべき対象として、これ以上のものはないでしょう。


オニールが伝授する投資法を、余すことなく学びましょう。


ノースウエスト航空(1962年)

  • 186週間で1240%上昇
  • 新製品――ジェット機と日本への新航路

現在ではデルタ航空に統合されたノースウェスト航空。

当時は画期的なジェット機を導入し、日本とも結びつきが強かった航空会社です。



第1ベース

ベースの前に株価の上昇は見られませんが、マーケット全体が強気に転じたため絶好の買い場となりました。

弱気相場が続いた9ヶ月にわたる大きなダブルボトムに近いパターンです。

基本に従って、大商いでブレイクアウトしたタイミングで買っていきます。

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第2ベース

いわゆる上昇ベースですが、都度の押しからの反発で増し玉していきます。

特に最初の押しからの反発では、大商いを伴っています。

これは増し玉していくのを後押しするサインになっていました。

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第3ベース

ベースの上のベース、特に3回目や4回目のベースを形成する頃には、多くの投資家に注目され上値が限られることが少なくありません。


実際にはベースの数え方の問題があり、非常に判断に迷います。

有識者によれば、以下のようなカウントの方法もあるようです。
(ここで言えば、第3ステージのベースといえる。)

これらは“絶対”ではなく、あくまで参考にすぎません。

いずれにせよ、判断に迷ったら半分だけ試し玉するといった方法も有効と言えるでしょう。

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第4ベース(新第1ベース)

  • S&P500が再び調整する中、ベースを形成
  • 10週移動平均線への押しの反発で出来高増加、買い

S&P500が再び調整局面に入ると、前のベースでブレイクアウトに失敗し下落します。

10週移動平均線が上向きの状態に限って、押しからの反発で買っている点に注目しましょう。

移動平均線が下向きのまま、株価が移動平均線を割り込んでしまうときには、再び株価が上がるという確信が持てません。


なおカップウィズハンドルとみなして買うことも可能かもしれませんが、買うタイミングは少し遅れます。

またこの後続く上昇ベースでは、何度か増し玉できるチャンスがあるので確認してみましょう。



第5ベース(新第2ベース)

その他のベースにあたるスクエアベースと見るべきでしょう。

個人的には10週移動平均線からの上抜けで買う方がわかりやすいですが、その際の出来高が平均を下回っているので迷うかもしれません。
(もちろん出来高は増加していますが。)


スクエアベースは見方が難しいため、利益を取るのは簡単ではありません。

その覚悟と練習を積み重ねていくことが大事になるかもしれませんね。

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第6ベース(新第3ベース)

  • このベースはダマシ買ってはいけない
  • カップの底が)2週下がって2週上がり(一気に下がって一気に上がった)
  • 狭いⅤ字を形成し、取っ手部分も安値が切り下がっていない
  • 株価下落で出来高増加

こちらも第3ステージのベースで崩れました。

失敗する予兆はいくつもありましたが、やはり狭いV字型のカップの底と安値を切り上げた取っ手に注目するべきでした。


必要な調整が行われないと、握力の弱い株主を振るい落とせません。

彼らは潜在的な売り方であることから、ベースの際にはしっかり退場してもらうことが重要になります。

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第7ベース(新第1ベース)

  • S&P500が再度調整する中、ベースを形成
  • (1番底で)38ドルの安値を下回る振るい落としと、200日移動平均線へ最初の押しが入った時に出来高増加
  • (10週移動平均線への押しで)出来高増加、買い

ベースが崩れて損切りする羽目になっても、監視を続けなければなりません。

ここで注目するべきは1番底で、200日移動平均線支持線として機能して、出来高が急増して大きな下髭をつけた点です。

急落してもなお、需要側が強いのは良い兆候です。


また前の第6ベースと違って2番底が作られており、ここでも振るい落としが行われています。

ピボットポイントは10週移動平均線への押しからの反発で買っていきます。



ゼロックス(1963年)

ゼロックス

  • 168週間で660%上昇

1958年にも大化けしたゼロックスは、1963年でも大化けしました。
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1958年では約12倍も伸びたのに、さらに6倍も伸びるとは物凄いですね。



第1ベース

  • 1962年の弱気相場がゼロックスの基盤を作った
  • 68週にわたる取っ手付きカップカップウィズハンドル)は、1957年の弱気相場でゼロックスが形成した44週にわたるカップウィズハンドルによく似ている(→P.48)
  • 17.5ドルから32ドルへと一気に上がり、市場もまだ調整中なのは明らか、買ってはいけない
  • 株価は32ドルから26ドルへと下落し、取っ手部分だけで20%の下落。
  • 通常の取っ手は8%~12%の間で調整されるのでこの下落(20%)は大きすぎる。
  • 9週間後の1962年12月にブレイクアウトを試しで買うのは安全ではない

大きすぎる株価の変動は、ベース(株価の揉み合い)というにはまだ早いです。

カップ部分や取っ手部分いずれも、ゼロックスは大幅に株価が動いています。


こうした場合はチャートパターンを発見しても、すぐに飛び込まず我慢する必要があります。

私はつい先日買ってしまいましたけどうまくいきました。間違った勝利ってやつですね。

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第2ベース

第1ベースの中に第2ベースができるパターンです。

大きなチャートパターンに小さなチャートパターンが含まれるのはよく見かけます。

それだけチャートの見方にはいくつもある証拠とも言えるし、難しいものともいえます。


理想的なパターンですが、強いて言えば取っ手部分が切り下がっていないところでしょうか。

ただ株価の収束が見られることから買い一択です。



第3ベース

  • (1回目)10週移動平均線への押し、増し玉
  • (2回目)10週移動平均線への押しが入ったことに加え、全体のベースが狭く、100%上昇したあとの利益をほぼ保持しているため、増し玉
  • 大商いで支持、前週比で下落した週は値幅の上半分以上で引ける。
  • 2番目の前週比で下落した週は大商い、次の週は大商いで急上昇

上昇ベースと見て良いでしょう。

2回目は上昇フラッグと見ることもできるでしょう。


上昇ベースの間は、株価は基本的に強い動きを見せます。

具体的には、株価が上昇するときは出来高が大きくなる傾向にあります。


増し玉する際は株価と出来高の他にも、ロウソク足が狭かったり、ファンダメンタルズがしっかりしているかも見た方が良いと説明されています。

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本日の気づき

  1. 17.5ドルから32ドルへと一気に上がり、市場もまだ調整中なのは明らか、買ってはいけない
  2. 通常の取っ手は8%~12%の間で調整されるのでこの下落(20%)は大きすぎる
  3. この場合、ブレイクアウトに試しで買うのは安全ではない
  4. (上昇ベース)10週移動平均線への押しが入ったことに加え、全体のベースが狭く、100%上昇したあとの利益をほぼ保持しているため、増し玉

おわりに

大化け銘柄のチャンスを活かすためには、まずそのチャンスが見えるようにならなければいけません。

大化け銘柄をスクリーニングする CAN-SLIMが必要になるし、タイミングを図るためにチャートも読めなければいけません。


本章のチャート集では、大化け銘柄のチャートを読む練習になります。

そのためにも、まずは第2章の典型的なチャートパターンを学んでおくと練習が捗りますよ。
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