取っ手付きカップ(カップウィズハンドル)以外にも、適切な購入タイミングを教えてくれるチャートパターンはもちろん存在します。
- 取っ手付きソーサー型
- ダブルボトム
- 平底型(今回)
- 正方形型(今回)
- 上昇後に現れる狭いフラッグ
- ベースの上のベース
- 上昇ベース
今回は割と見かける平底型(フラットベース)、そして新しいパターンである正方形型(スクエアベース)について見ていきます。
平底型(フラットベース)
https://www.kerostocklab.com/can-slim-timing-of-additional-buying/
勢いのある銘柄だと平底型が形成されないまま上昇してしまいますが、途中で調整が入った場合には現われます。
株価の収束が見られるのでわかりやすいです。
買いポイントは出来高が急上昇して上へ抜けるタイミングになります。
株価の上昇が一服して横ばいに動き始めたら、このフラットベースを疑ってみましょう。
もしフラットベースが形成されたら、その銘柄を買う2度目の機会を、マーケットから与えられたといえます。
なおIPO直後のベース(IPOベース)として現れることもあります。
正方形型(スクエアベース)
- 取っ手付きカップやダブルボトムを抜けて上昇した後に現れる。
- 通常4~7週間ほどかけて形成される。
- 大きな株価調整はなく10~15%にとどまり、正方形のような形になる。
平底型の値幅が大きくなった形。
これをパターンというのであれば、個人的にはなんとでも言えそうです。
上昇が一服したときにパターンとして見る目安にする程度でいいと思います。
ただし実際にチャートを目にすると、どのチャートパターンに当てはめたらいいか迷うことが多いのが実情です。
スクエアベースもまた、そんなぼんやりしたパターンに名前を付けて具体化したものだと考えれば、変わらず重要であることは変わりません。
まとめ:チャートパターン一覧
さいごに
フラットベースはよく見るとともに、買うタイミングを逃しやすいパターンです。
先ほどの図のように明らかに調整中と分かればいいのですが、実際はそんなに甘くありません。
むしろ分かりにくいからこそ、チャンスをつかめたときに大きなリターンを得られるのですが。
はっきりしたパターンは誰にでもわかるので織り込み済みとなるケースがあります。
良い決算だったのに株価が下がるアレと同じです。
しかし、それも知っていなければ判断すらできないので、勉強すること自体の意義は大きいです。
次回は残りのチャートパターンについて解説します。