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オニールの成長株発掘法第2章⑤~フラットベース・スクエアベース

取っ手付きカップカップウィズハンドル)以外にも、適切な購入タイミングを教えてくれるチャートパターンはもちろん存在します。

  1. 取っ手付きソーサー型
  2. ダブルボトム
  3. 平底型(今回)
  4. 正方形型(今回)
  5. 上昇後に現れる狭いフラッグ
  6. ベースの上のベース
  7. 上昇ベース

今回は割と見かける平底型(フラットベース)、そして新しいパターンである正方形型(スクエアベース)について見ていきます。

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平底型(フラットベース)

平底型(フラットベース)
出所:かえるの成長株発掘法

https://www.kerostocklab.com/can-slim-timing-of-additional-buying/

  • 平らな底の形をした株価パターン
  • 取っ手付きカップ型、取っ手付きソーサー型、あるいはダブルボトム型を抜けて株価が20%以上ほど上昇した所で、2回目のベースとして現れる。
  • 5~6週間にわたり株価が収束しながら横ばいで推移し、10~15%以上の株価調整は入らない。
  • 取っ手付きカップから株価が最初に抜け出たときに買いそびれてしまったら、この平底パターンが現れるのを待つことだ。

勢いのある銘柄だと平底型が形成されないまま上昇してしまいますが、途中で調整が入った場合には現われます。
株価の収束が見られるのでわかりやすいです。

買いポイントは出来高が急上昇して上へ抜けるタイミングになります。
株価の上昇が一服して横ばいに動き始めたら、このフラットベースを疑ってみましょう。

もしフラットベースが形成されたら、その銘柄を買う2度目の機会を、マーケットから与えられたといえます。

なおIPO直後のベース(IPOベース)として現れることもあります。



正方形型(スクエアベース)

正方形型(スクエアベース)
出所:りっつの米国株

オニール流買いのチャートパターン6選 - りっつの米国株

  • 取っ手付きカップやダブルボトムを抜けて上昇した後に現れる。
  • 通常4~7週間ほどかけて形成される。
  • 大きな株価調整はなく10~15%にとどまり、正方形のような形になる。

平底型の値幅が大きくなった形。
これをパターンというのであれば、個人的にはなんとでも言えそうです。

上昇が一服したときにパターンとして見る目安にする程度でいいと思います。

ただし実際にチャートを目にすると、どのチャートパターンに当てはめたらいいか迷うことが多いのが実情です。
スクエアベースもまた、そんなぼんやりしたパターンに名前を付けて具体化したものだと考えれば、変わらず重要であることは変わりません。



まとめ:チャートパターン一覧

  1. 取っ手付きカップカップウィズハンドル)
  2. 取っ手付きソーサー型
  3. ダブルボトム型
  4. 平底型(フラットベース)
  5. 正方形型(スクエアベース)
  6. 上昇後に現れる狭いフラッグ
  7. ベースの上のベース
  8. 上昇ベース



さいごに

フラットベースはよく見るとともに、買うタイミングを逃しやすいパターンです。

先ほどの図のように明らかに調整中と分かればいいのですが、実際はそんなに甘くありません。
むしろ分かりにくいからこそ、チャンスをつかめたときに大きなリターンを得られるのですが。

はっきりしたパターンは誰にでもわかるので織り込み済みとなるケースがあります。
良い決算だったのに株価が下がるアレと同じです。

しかし、それも知っていなければ判断すらできないので、勉強すること自体の意義は大きいです。
次回は残りのチャートパターンについて解説します。

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