今回は、前回扱ったダイアグラム1の例外について学んでいきます。
単純にダイアグラム1に従えば、簡単に空売りで儲けられるわけではありません。
どんな事にも例外はあり得ます。
実際に空売りを仕掛ける前に、この例外について詳しく知っておきましょう。
ダイアグラム1(再掲)
本章では、典型的な2つのパターンについて原則を作ろうと試みます。
ダイアグラム1では、ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップの空売りの構造を「ひな形」として使っていきます。
前回の記事で掘り下げて説明していますので、参考にしてください。
gyatuby.hatenablog.com
最後の反発が4回とは限らない
なにごとにも例外は存在します。
4回反発したから最後なのかといわれたところで、確実なことは何もありません。
後に記載されているチャート集においても、例外はたくさんあります。
こういうときは基礎(チャート)に戻りましょう。
相場のムードを把握するために市場全体を観察するとともに、実際の株価の動向をテクニカルな視点で見ることが大事になります。
なお、市場全体の天井を見極める方法については、前に扱っていますので参考にしてください。
gyatuby.hatenablog.com
反発の失敗の見分け方
3~4回の反発がなくとも、上記引用のような反発の失敗が予想される場合は、絶好の空売りタイミングとなる可能性が高まります。
専門用語については、後に詳しく出てきます。(cf.P68)
このうち、4.オーバーヘッドサプライについては、当ブログでも以前に扱いました。
gyatuby.hatenablog.com
反発の回数と勝率は比例する
- 反発が1回しか起こらないパターンを解読するのは、3回から4回の反発がある場合に比べてはるかに難しい。
- 勝率は、50日移動平均線を上抜ける反発の回数とともに増加する。
出来高の動きなど相場のムードを推し量るためにも、徐々に動いてくれたほうが自信を持って空売りを仕掛けることができます。
ビギナーのうちは、例外を意識しつつもルールを徹底し、3回から4回以上の反発が発生している銘柄を空売り候補にしたほうが比較的安全でしょう。
ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ
ほとんどが教科書的な解説なので、ご存じの方も多いと思います。
補足するなら、パターンの形成期間はあまり気にしないでください。
たとえ3カ月でも、ほかの売りサインがすべて点灯しているならば、迷うことなく空売りするほうが望ましいです。
まとめ
おわりに
「FIRE卒業」がTwitterでトレンドワードに入りました。
FIRE卒業がトレンド入り?
— ぎゃつ@FIRE目指す会計士 (@gyatubeee) 2022年11月3日
意味がおかしいとかは目を瞑るとして。
働く義務から解放されてもなお働きたいと思えるならば、こんなに素晴らしいことはないのでは🤔
選択肢があるって素直に羨ましい。
でも経済的自立という土台が怪しいなら、それは休息期間であって、強い言葉を生んじゃいけないよね。
関連ツイートを見ると否定的な意見が多かったようですが、これは再就職よりも、FIRE民に対してネガティブな感情をぶつけているように思えました。
たしかに鼻につく方がいるのは事実ですし、一部は強い言葉を使いがちです。
しかし経済的自立を成し遂げてもなお、世の中のために働きたいと思うのは素晴らしいことですし、選択肢があることは単純に羨ましく思います。
まあ起業や投資などでお金を稼ぐことも、(ルールに反しない限りは)立派なことだと思うので、私なら働かないかなw