死ぬほど怖い時に売らなければなりません。
大衆に従っているうちは仲間もいるから安心できますが、成功したいなら孤独にならなければなりません。
今回は、そんな空売りに役立つ情報について学んでいきます。
前回の記事
前回は、空売りを手仕舞いするタイミングについて学びました。
gyatuby.hatenablog.com
大衆に従ってはいけない
まさに靴磨きの少年ですね。
大衆に従ってはいけません。
その時にはすでに売りはピークに達しており、大口投資家がまさに買戻そうと待ち構えています。
もしかしたらアキュミュレーション(買い集め)を行っているかもしれません。
こうなったらもう遅すぎます。
すっきり諦めて、むしろ逆に買いポジションで利益を得ることを考えたほうがマシです。
プットとコール
前書『オニールの成長株発掘法』でも、オプション取引について警告しています。
gyatuby.hatenablog.com
手を出すにしても、オプション取引に使う資産配分は少なめにしましょう。
(レバレッジで)リスクが大きい分、それでも十分な利益が得られるはずです。
空売り残高レポート
空売り残高が膨らむと、一部の大口トレーダーに踏み上げを狙われることがあります。
空売り残高情報については、簡単に入手することができます。
www.jpx.co.jp
また、加工して見やすくしたデータも有志が集計してくれています。
karauri.net - 空売り残高情報を検索
信用残高や信用倍率はもちろんのこと、機関の空売り情報は相場の理解に役立つでしょう。
空売り残高を見てトレードを行うことで、わたしたちの助けになるかもしれません。
むしろ、踏み上げが行われる可能性を考慮して売買することで、万が一の事態があっても冷静に対応できるようになるはずです。
これは空売りだけでなく購入する際にも、空売り残高を考慮に入れておくと安心材料になります。
リスクは常にある
- すべての普通株式は投機的であり、極めて高いリスクを伴うということを常に意識しておく必要がある。
大きな損失を回避するためには、より多くの小さな損失を進んで引き受けなければなりません。
損切りは保険の代わりです。
破滅的な不幸に対する火災保険料のようなものだと考えるようにしましょう。
gyatuby.hatenablog.com
継続的に稼いでいくために、全勝する必要はありません。
中長期的なトレードであれば、10回中3回でも勝つことができれば、あとは利益を伸ばして大金を得ることができるでしょう。
おわりに
イギリスのトラス首相が、わずか就任44日で辞任に追い込まれました。
英国のトラス首相は20日、「保守党から選出された任務を果たすことができない」と辞任を表明した。
— ぎゃつ@FIRE目指す会計士 (@gyatubeee) October 20, 2022
9月下旬に打ち出した大規模減税策が金融市場を混乱させ、経済対策の大半は撤回に追い込まれた。
お疲れ様
トラス英首相が辞任表明、経済混乱で引責 就任44日:日本経済新聞 https://t.co/mFYLdFRBzD
昔だったら、トラス氏の経済刺激策に対して、マーケットからの反対に遭うこともなかったでしょう。
しかし、応援していたはずの保守党に、なかば裏切られる形での辞任に追いやられたことは、私はとても残念に思います。
別にトラス氏の全責任でもあるまいに、失敗しても撤回して謝罪したのだから、いちからやり直せばいいのです。
他方わたしたち個人投資家は、この失敗の観点からすれば、とても恵まれています。
もちろん責任はすべて自分に降りかかりますが、失敗しても学んでやり直すことができますし、誰かから非難されることもないでしょう。
できるなら、孤独で平和な投資環境が整っていれば望ましいのかもしれませんね。
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