はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

ふりむけばやさしさに飢えた弱肉強食の世界で

オニールの空売り練習帖第3部④~チャート100本ノック4本目

チャート100本ノックでは、時系列順に注釈や関連記事をまとめています。

本書のチャートがわかりやすいので、お手数ですがチャート自体は本書をご覧頂ければ嬉しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

はじめに

  • 空売りのひな型の用意ができたので、過去の市場における最高の空売りの例をいくつか検討してみよう。
  • いくつかの重要なポイントと各々の空売りの「モデル」の詳細を取り上げる。

理論を学んでも、実践で使うことができなければ意味がありません。

ここでは、実際のチャートとその読み方について、本書の説明や注釈などを時系列に並び替えて学んでいきます。


チャートを見ていくにつれて、空売り候補のモデルの性質や特徴について感覚が身についてくるはずです。

ぜひ、その知識を実際の取引に活かしていきましょう!


ヤフー(cf.成長P.103)

  • ヤフーは1998年から1999年の強気相場でインターネット関連株の巨大な勝ち銘柄だったが、最後には典型的な崩壊を示すことになった。
  • ヤフーは最終的に8.02ドルで底を付けるが、これは天井の250.06ドルからなんと96.8%の下落だった!

ヤフーは日本では根付いていますが、米国では色々とありました。

今や商標権も日本にあります。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1337340.html



週足チャートを確認

  • ヤフーの上昇の最後の2週間は、この銘柄の動き全体で見ても最低水準の出来高になっていることに注意しなくてはならない。
  • 後期ステージのベースからのブレイクアウト失敗!(ダイアグラム2)
ヤフー週足チャート
出所:Investing.com

奇跡的にチャートソフトで再現できました。

興味がある方は、Investing.comで作成できますので試してみてください。



ダイアグラム2の典型例

  • このあとには250.06ドルの高値から大商いを伴った反落の週があり、さらにもう1週、大商いを伴った値下がり週が続いた。(ダイアグラム2の①②)
  • 50日移動平均線が200日移動平均線を下方にクロスした。
  • ここから株価は50日移動平均線を上抜いて4回の反発する。

ヤフーはダイアグラム2の典型例です。

50日移動平均線を上抜く4回の反発もあり、わかりやすいです。



適切な空売りポイント

  • 株価が最初にネックラインを割った時点は不適切な空売りポイント。分かりやすすぎる!
  • 4回目の反発のあと、株価は出来高の大きな増加を伴ってギャップダウンし、50日移動平均線を割り込んだ。この時点が最適な空売りポイントである。(ダイアグラム2の③)

出来高を伴ったブレイクアウトを狙って空売りを仕掛けましょう。

しかし、株価がネックラインを割ったタイミングはみんなも同じように動くために、踏み上げを喰らう恐れがあります。

強気の熱が冷めるのを待って、株価が(おそらく日足で)ギャップダウンし、50日移動平均線を割り込んだタイミングで空売りを仕掛けましょう。


またルーセントのように、ネックラインが2回目の空売りポイントとなっているため、ここで売るのも一手でしょう。
gyatuby.hatenablog.com



まとめ

  1. ダイアグラム2の典型例
  2. 最初の株価がネックラインを割った時点では空売りは早すぎる
  3. 強気のムードが抜けきるのを(今回で言えば4回の反発)狙って空売りする

おわりに

リセッションが近いと騒がれてる気がしますが、私は雑音を気にしません。

信じるのは、株価やマーケット全体の動きだけです。

死ぬほど怖いときにトレードしなければ、需給バランスから安く仕入れることなんてできません。


それに不安を叫んでる本人が、どうしてそんな発言をするのかよく考えるといいでしょう。

仲間を作って安心したいのか、それとも出し抜いて安く買うためなのか。


いずれにせよ投資で成功した著者の本を見ると、この雑音を無視する力をとても大事にしていますね。
gyatuby.hatenablog.com

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

免責事項

  • 当ブログで紹介している方法や技術、指標が利益を生む、あるいは損失につながることはないと仮定してはいけません。
  • 過去の結果は必ずしも将来の結果を示すものではありません。
  • 紹介する実例は、教育的な目的でのみ用いられるものであり、当ブログに書かれた手法・戦略による売買を勧めるものではありません。