減価償却費は「現金が出ていかない費用だから、それほど重要ではない」と考えていませんか?
確かに、減価償却費を計上する際に、その分の現金が実際に支出されるわけではありません。
しかし、投資家が注意すべきなのは、「その減価償却費が本当に企業の実態を反映しているのか」という点です。
固定資産の評価方法や減価償却の考え方によって、企業の利益は大きく変わることがあります。
さらに、減価償却費が過小に計上されれば利益が実態よりも大きく見える一方、過大に計上されれば本来の収益力が過小評価される可能性もあります。
では、投資家は企業が公表する減価償却費を、そのまま信用してよいのでしょうか。
本記事では、ベンジャミン・グレアムの『証券分析』をもとに、減価償却費と企業価値の関係、適切な減価償却費の考え方、そして投資家が確認すべきポイントについて解説します。
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