全資産のうち各資産ごとに割合を定め、その割合に基づいて売買を行います。
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年金機構のアセットアロケーション
年金機構でもこのポリシーを遵守しているくらい、資金運用には必須といえます。
年金に大火傷は許されないのです。
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だから毎年都度入金を行う、いわゆるドルコスト平均法などを行なっても必要な手続きともいえるでしょう。
年1回でも構わないので全資産を点検して、例えば株式で含み益が膨らんでいたら、一部現金化して再配分することを勧めます。
含み益も確定しなければ幻にすぎません。
逆に株式に含み損であれば、現金を一部株式購入に充てるといいでしょう。
このとき多少苦痛かもしれませんが、必ず上がると信じるならば報われるはずです。
初心者のためのアセットアロケーション
個人的には株式と債券(預金)の2種類で資産配分すると管理が楽です。
不動産といった資産にも配分するの手ですが、運用資金が少ないうちは卵を入れるカゴを増やしすぎてもコスパが悪すぎて管理しきれません。
また分散してリスクを減らそうとすれば、それだけリターンも減ってしまいます。
理想とする資産割合については、年金機構のアセットアロケーションを参考に、
株式:債券(預金)=50%:50%
以上をおすすめします。
これはベンジャミン・グレアムが推奨する割合でもあります。
投資に詳しくなったら、この配分をあくまでベースとして、相場全体のトレンドに合わせて、たとえば危機を察したら債券よりにするなどの工夫をするのもよいでしょう。
おわりに
この分野は非常に奥が深いです。
それは本1冊できあがるほどになります。
つまらないし退屈かもしれませんが、それだけ重要な分野なのです。
退場しないことが投資の第一歩です。
アセットアロケーションについて、いま一度考えてみてはいかがでしょうか?