本章から実際のモデル例を分析して、空売りへの理解を深めましょう。
今回は改めて、相場サイクルについて復習していきます。
前章のまとめ空売りをするにあたって、基本的な知識を学びました。
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相場サイクル
強気相場を迎えると、リーダー銘柄は大化けします。
成長株投資家は、CAN-SLIMといった厳格なルールなどに従って、これらの銘柄を買います。
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しかし、ボールを高く投げ上げるように株価を上げても、いずれ必ず重力に従って落ちてきます。
こうした相場サイクルについて頭に入れておくことは、空売りのときはもちろん、買いポジションをとる際にも役に立つでしょう。
強気サイクルの天井近くに出るサイン
- 株価が上昇トレンドの過程で3回から4回以上のベースを形成した時点で、この銘柄は今度は投資家全員にとっての明白な買い銘柄になり始める。
強気トレンドのなかで、大化け銘柄は次第にみんなの注目の的になります。
アナリストたちはこぞって目標株価を引き上げるでしょう。
株ニュースやTwitterを賑やかにさせ、株主であることを誇りに思うかもしれません。
まさにそこが、天井が近い合図になることがあります。
空売りを仕掛けるとき
空売りに適したタイミングは、弱気相場の最初の段階という話は以前から出ました。
ただし、他にも天井を付けて急上昇したあと、2回目の反発の場面でも空売りに適することがあるとオニールは説明しています。
この見分け方によれば、通常より少し早くスタートすることができるでしょう。
また、強気すぎるリーダー銘柄では、弱気相場でなくても強気相場の調整局面で空売りして利益を得ることができます。
仕手株に近いですが、ジェットコースターのように急上昇&急降下するイメージでつかむと、わかりやすいのではないでしょうか。
まとめ
おわりに
GAFAMの決算は、ほぼ全社が振るわない結果となりました。
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どんなに期待できる企業であっても、いずれ成熟していきます。
これからもGAFAMは世界経済を引っ張っていく存在には変わりないとは思いますが、あまり銘柄に惚れ込んではいけません。
儲けることが全てとは言いませんが、応援する気持ちだけなら別に株主である必要もないのです。
まあすぐに実践できるなら、こんなに苦労することはないけどね。