オニールは、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方を使うため、難易度は少し高めです。
何ならここに、モメンタム投資を加えてもいいでしょう。
しかし内容が難しいと感じるからこそ、わたしの知識や経験のなかで、本書の内容を補足したりアレンジしてきたことをブログに残そうと思います。
長い期間にわたると思いますが、みなさんの役に立てるよう頑張りますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。
実績のあるルールを学ぶこと
- しっかりした原理や実績のあるルールや手法などをよく理解すべきであり、それがあなたの投資ポートフォリオを長期にわたり守り育てることになる。
だからこそ優れた投資本を数冊読んだり、投資セミナーや投資クラブに加わることを本書は強く薦めています。
本を選ぶ基準には作者の実績や経歴を見るといいでしょう。
例えば一発あてた主婦の方の本は、再現性があるとはいえません。
マネしてもかえってリスクを高めるだけです。
できれば何十年も相場に関わり続けた一流投資家の本がベストです。
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自分の頭で考えるのが大前提
内容が難しいと感じたなら、レベルを落としてまずは、図解が豊富な初心者向けの本やインターネット記事で勉強しましょう。
投資セミナーや投資クラブに参加するのは基礎が固まってからです。
でないと善し悪しの判断がつきませんし、専門用語や知識もわかっている前提で始まることが多いです。
少なくとも自分の頭で考えることができるのが大前提です。
投資の秘訣
オニールは、投資の秘訣として主に以下を挙げています。
- 株式市場で大化け銘柄を見分ける方法を学ぶには、まずこれからお見せするような過去の先導株を分析し、大化け銘柄に共通する特徴を知ることにある。
- どのようなパターンを形成したかを見極めることができるようになる。
成長株では(主にテクニカル)分析・研究がとても重要になります。
本書では典型的なチャートパターンの見方を提示しているので、実践で大いに役に立ちます。
私もコロナショックからコロナバブルの相場で大変お世話になりました。
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CAN-SLIM~大化け銘柄が持つ7つの特徴
そしてこの本の肝となる、最強の大化け銘柄が共通して持つ7つの主な特徴「CAN-SLIM」です。
- Current Quarterly Earningsー当期四半期のEPSと売上
- Annual Earnings Increasesー年間の収益増加
- Newer Companies New Products. New Management, New Highs off Properly formed Basesー新興企業、新製品、新経営陣、正しいベースを抜けて新高値
- Supply and Demandー株式の需要と供給
- Leader or Laggardー主導銘柄か停滞銘柄か
- Institutional Sponsorshipー機関投資家による保有
- Market Directionー株式市場の動向
個々の要素については、本書の各章を費やして解説されています。
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