これからのことを考えよう。
どんな新しいものが生まれるかワクワクしますよね。
しかし株式投資にあたっては、地に足を付ける必要もあります。
過去と未来、業種の見方について学んでいきましょう。
過去の業種と未来の業種
- 未来の業種はわれわれに大きなチャンスを与えてくれる。
- 逆に、過去の産業は時に人気が出ることあるがそれほど輝かしい可能性を提示してはくれない。
各強気相場を牽引した業種グループ
詳しいリストは本書をご覧ください。
リストを眺めると分かる通り、ところどころで停滞産業が栄えることがあります。
これをセクターローテーションとしてみるか、特別な事情によるものか、見方はそれぞれだと思います。
ウクライナ危機ははたして歴史でどう扱われるのか。
いずれにせよ、主導銘柄の多くは新規産業、新規銘柄から生まれることは間違いありません。
昔ながらの業種
IBDでダウンロードしたリストと見比べると理解が深まります。
またセクターローテーションの図を見ながら、下記の業種がどこに当てはまるか確認しておきましょう。
gyatuby.hatenablog.com
- 鉄鋼
- 銅
- アルミニウム
- 金
- 銀
- 建築材料
- 自動車
- 石油
- 繊維
- 容器
- 化学
- 電化製品
- 製紙
- 鉄道および鉄道用機器
- 公益事業
- タバコ
- 航空
- 伝統的な百貨店
ナスダックとNYSEを同時に追う重要性
- 新しい強気相場でマーケットを牽引することになる業種を見つけ出すには、通常よりも強い値動きのナスダック銘柄を1~2種選んで観察し、それと同じ業種グループの似たようなNYSE上場銘柄に関連付けるという方法がある。
- 同類のナスダックの1~2銘柄でも同じ強さが確認できれば、業種全体の回復の可能性が急速に高まる。
- 同じ業種グループに所属する銘柄がNYSEで1銘柄、ナスダックで2銘柄がブレイクアウトしたということは、始まったばかりの新しい強気相場で新たな強い業種グループが活気づいたことを十分証明していた。
IBDを利用しないと、この方法を活用することは難しいかもしれません。
日本株の場合は、グロース市場(マザーズ)とプライム市場を活用することになるでしょう。
両市場で強さを見せていることで、その業界の強さを図る点が重要です。
自力で行うには多少の下調べが必要に異なりますね。
IBDでは取引所の枠を超えて各銘柄が業界・業種ごとに表示されています。
先導銘柄をより簡単に見つけることができるでしょう。
主要な銘柄の弱さが業界に波及する
- グループごとに銘柄を分類して観察していると、悪化しつつある投資から素早く手仕舞うことができる場合がある。
- 特定の業種の重要な1~2銘柄が十分値を上げたあとに下落すると、その影響が同じ分野のほかの銘柄にまで波及してしまうことがある。
逆に先導株が1〜2銘柄が下落すると、それは業界に波及するかもしれません。
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セクターローテーションで先回りする
グループごと、もしくは銘柄ごとに分類して観察していると、次のセクターに移動していることが分かる場合があります。
個人的にはあまり頼りにしていませんが、みんなが使う理論というものは需給の動きを変動させる可能性があります。
不調銘柄が広がっていく
主導銘柄はときとしてグループ全体の足を引っ張ることもあります。
そして不調銘柄が広がっていきます。
チャートやレラティブストレングスを確認することで、資産を守ることにつながる場合もあるでしょう。
まとめ
- 未来の業種はわれわれに大きなチャンスを与えてくれる。
- 同じ業種グループに所属する銘柄がNYSEで1銘柄、ナスダックで2銘柄がブレイクアウトしたということは、始まったばかりの新しい強気相場で新たな強い業種グループが活気づいたことを十分証明していた。
- 主導銘柄はときとしてグループ全体の足を引っ張ることもある。
- 特定の業種の重要な1~2銘柄が十分値を上げたあとに下落すると、その影響が同じ分野のほかの銘柄にまで波及してしまうことがある。
おわりに
新しい産業、新しい銘柄。
CAN-SLIMの「N」の要素の重要性を改めて確認しておきましょう。
ブルーオーシャンにある会社は、ファンダメンタルの観点でも、期待が先行する観点からも、株価は勢いよく上昇するでしょう。
取り逃さないようにしっかり見張っていきたいですね。
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