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オニールの成長株発掘法第2章⑦~レラティブストレングス指数【まとめ】

典型的なチャートパターンについては、前回でおわりました。

今回はレラティブストレングス指数(RS指数)を中心に読んでいきます。

レラティブストレングスの正しい使用方法

  • 優秀な業績の企業のなかからレラティブストレングスが最強の銘柄を買うだけでは十分とは言えない。
  • 市場全体よりも強い動きを見せながら、適切なベース形成時期を経てそこから抜け始めている銘柄を買うべきなのだ。
  • 適切な売りのタイミングは、株価の急上昇してベースから著しく上昇し、レラティブストレングスも非常に高い数値を示しているときである。
  • このような違いを見極めるためには、日足、週足チャートの利用が必須である。

レラティブストレングスとは、オニールが使う特有のテクニカル指標です。

昔は無視していましたが気になって調べました。


簡潔に言うと、ある個別銘柄が市場全体に比べてどの程度強いかを表すために使います。

レラティブストレングス指数の厳密な計算については、また後日。
せっかく話題に出たことなので本記事で扱います。




主導銘柄と停滞銘柄を見分ける方法――レラティブストレングス指数を使う

  • レラティブストレングス指数とは、「インベスターズ・ビジネス・デイリー」(以下、IBD)紙が独自に開発した評価法で、ある特定の銘柄の値動きを市場の残りの銘柄の値動きと過去52週間にわたり比較するものだ。
  • そしてその評価として各銘柄に1~99の数値が割り当てられる(99が最高)。
  • 例えば、レラティブストレングス指数が99の場合は、その銘柄の値動きは市場全体の99%の企業を上回ったことを意味している。
  • レラティブストレングス指数が50の場合は、市場の銘柄の半分がその銘柄よりも良い動きをし、残りの半分が悪い値動きだったことを意味する。
  • 1950年代初期~2008年にかけて最高の値動きを記録した銘柄について、大きく株価が上昇する前のレラティブストレングス指数を調べてみると、平均が87であることが分かった。
  • これは、大化け銘柄がいよいよ最大の上昇を始めようとしているときには、市場の残りの9割の銘柄よりも、値動きですでに上回っていることを意味している。
  • 真の主導銘柄を見つけて買い、低迷株や共振株は避けること。
  • レラティブストレングス指数が40~60台の銘柄は買ってはならない。
  • レラティブストレングスラインが7カ月以上下落していたり、あるいは4カ月以上にわたり異常なほどの急激な下落を見せている場合には、その株価の値動きに問題があると判断し、その銘柄を売ることを検討するべきである。

気をつけたいのがRS指数を用いたとしても、投資に間違いはつきものです。

たしかに投資判断時点は正しくとも、時間がたてば間違いになることもあります。


間違ったと思ったらすぐに売り、より正しいと思われる銘柄が大化け銘柄へと発展していくのを待ち続けましょう。



米国株でRS指数を使用する

大化け銘柄を見つける上で役に立つといわれているのが、レラティブストレングス指数です。

計算式は残念ながら公表されていません。

計算結果を米国株で使う場合は、IBDのサイトでサブスク課金を行うことで確認できます。

本家の情報のため信頼できます。
https://www.investors.com/



日本株でRS指数を計算する

日本株の場合は、残念ながら自力で計算するしかありません。


こちらは有志が独自に計算していますが、非公式のため情報が正しいかはわかりません。

その計算式を以下にメモしておきます。

=2×C/C63+C/C126+C/C189+C/C252
もしくは
=((((C-C63)/C63)*0.4)+(((C-C126)/C126)*0.2)+(((C-C189)/C189*0.2)+(((C-C252/C252)*0.2))*100

C:直近の株価、基準日
C63:1四半期前の株価、63営業日前の株価
C126:半年前の株価、126営業日前の株価
C189:3四半期前の株価、189営業日前の株価
C252:1年前の株価、252営業日前の株価

上記の計算式は、本書に書かれている考え方に近いと思います。

どちらの計算式を用いても、計算結果に目立った違いは見られません。



株価データを入手する

無料で株価データを使えるところは、調べた限りですが以下のサイトがあります。

取得(スキャルピング)禁止のところは当たり前ですがダメです。

  • 無尽蔵→老舗ですが継続して株価データを提供してくれてます。
  • Yahoo!ファイナンス(米国)

全株式の株価データが必要になるため、データをエクセル等で加工できるものを選びましょう。

エクセルで計算する

株価データが取得出来たら、先ほどの計算式で計算します。


約3800社のレラティブストレングス指数が出揃ったら、1~99の素数に割り振りましょう。

ランク1あたり38社がランクインします。


IPOなど株価データが空白な銘柄は、IBDでは暫定的に1としています。


この割り振り作業は手作業では無理なので、エクセル等で適宜計算していきましょう。

独自に算定しているサイトを参考にする

本記事を作成するにあたって、様々なブログやサイトを参考にしました。

実際に計算するとわかりますが、最初はしんどいです。


そこで独自にレラティブストレングス指数を算定している、ブログやnoteを参考にするのもいいでしょう。


私が最も気に入ったブログがリンクフリーではなかったため、ブログ村でフォローしています。

よろしければ参考にどうぞ。Excelでも提供されていて便利です。

どうやらパソコンがクラッシュしたみたいです。

残念ですが有料noteに頼るか、自力で計算するしかないようです。

なお自力の計算も慣れると、1時間もかからずに計算できます。

Excelに精通している方であれば、さらに短縮して計算できるでしょう。


RS指数が80~90台でベースを形成している銘柄を選ぶ

  • 主導銘柄だけを狙って銘柄選択の質を向上させようと考えているならば、レラティブストレングス指数が80以上の企業だけを買うようにするのも1つの手である。
  • 実際に大きな利益をもたらす銘柄は、だいたい株価が1回目や2回目のベースから上にブレイクアウトするとき、そのレラティブストレングス指数は90以上になっている。
  • 株を買うもう一つの絶対条件は、正しく形成されたベースや揉み合いからブレイクアウトしているということだ。
  • さらに、ピポットポイント(正しい買値)で必ず買うことを忘れてはならない。
  • この最初の買いポイントから5~10%上昇してしまった銘柄は避けなければならない。
  • この原則さえ守れば、株価が急上昇してしまった株を後追いすることもなくなるし、突然の市場の急落が起きても振るい落とされる可能性が低くなる。

苦労して計算したレラティブストレングス指数を使って、スクリーニングしていきます。

買う目安は、レラティブストレングス指数が80以上です。


ただしレラティブストレングス指数だけで買ってはいけません。

これは以前までに学んできたチャートの読み方を利用して、適切なタイミングで買うことが必要です。


チャートの読み方が不安な方は、ぜひ以前の記事で復習しましょう。
gyatuby.hatenablog.com



まとめ

  1. レラティブストレングス指数を自力で計算するには、元データと表計算ソフトが必要になる。
  2. レラティブストレングス指数が80以上の銘柄を買うようにする。
  3. 正しく形成されたベースからブレイクアウトした銘柄を狙うのが大前提である。
  4. ピボットポイントで必ず買うこと、買いそびれたら諦める。

おわりに

あれから進化して、マクロも組んだことで10分もかからず計算できるようになりました。

もちろんマクロを組むのに時間がかなりかかりましたが、今では気楽にポチッと押してサッと算出しています。


ただし課題も同時に見つかりました。

わたしの場合は、元データが株式分割考慮前のものを使っているため、正確なRS指数が計算できません。

これに対処するには、株式分割考慮後のデータを使わなければいけませんが、そんな便利なデータは今のところ見つかってません。


おそらく自前で株価のデータベースを構築するのが一番ですが、そこまで労力をかける価値があるかコスパの観点から考えると微妙に思えています。

証券会社のデータを使えばいいのかなとは考えていますが、いまは寝かしております。


第2章の最後は、テクニカル分析を行う注意点についてです。

チャートを使いこなすには、一通り押さえておきたい内容になっています。
gyatuby.hatenablog.com


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