精神力の大切さについては、どの投資本を読んでも口を酸っぱく述べられています。
偉大なテープ研究家であるワイコフも、メンタルの大切さについて説明しています。
そうだよね、と納得しながら読めるようになれば、あなたも一流の投資家へ一歩近づいたといえるでしょう。
ジョー・マニング
- 「私はジョーと共同で10株単位の取引をしていたことがある」
- 「彼も、私と同じように並みのトレーダーだった」
- 「同じティッカーをよく一緒にのぞき込んでいたものだよ」
- 同じ目標を追いながら、二人のうちのひとりは財をなし、ひとりはせいぜい数千ドルしか手にできなかった。
- スタート地点では資金と機会に関するかぎり、二人は同じだった。
ジョー・マニングと彼の共同トレーダーは、資金のスタート地点では同じでした。
しかし次第に差が生まれ、ジョーの実際の運用資金は10万ドルに達したそうです。
昔の10万ドルなわけですから、いまでいうとミリオネアにあたるでしょうか。
行く先々でチャンスが待っており、ジョーはそれを手にすることができました。
ではなぜチャンスはふたりに平等に訪れていたはずなのに、こんなにも差が生まれてしまったのでしょうか。
精神的素質
成功に必要なものは、知識や技術だけではありません。
すべての能力の土台となる、精神的素質がモノを言います。
先天的に精神的素質が身に付いている人はごく僅かでしょう。
そしてこれは簡単に訓練することが可能です。
求められる3つの精神的素質
他にもありますが、まずはこの大切な3つの力を身につけると覚悟を決めることです。
精神的素質の重要性については、本一冊を買って読むだけの価値があります。
参考までに、私のおすすめ本を紹介しておきます。
gyatuby.hatenablog.com
ジェーコフ・フィールド
- 「ジェーキー」がウォール街での生活を始めたばかりのころ、周りの人間の目を引いたのはテープを読む能力とトレンドに従う能力だった。
彼はウォール街で働き始めてすぐに頭角を現したことから、生まれ持っての才能があったようです。
あとは時間と経験がそれに磨きをかけました。
ジム・キーン
- ジェームズ・R・キーンは相場師や買い占めグループ(シンジゲート)のリーダーとして有名だが、テープ解読者としても世に知られていた。
- 株価と出来高の変動を、ぎりぎりの細かいところまで分析しているようだった。
- この仕事で成功するには、通常、何年間もの惜しみない努力と完全な集中力が必要である。
- 自分の時間と注意力をすべてテープに注ぎ込まなくてはならない。
- ほかの職業と掛け持ちではやっていけない。
キーン氏は相場師として華々しかった一方で、実直な一面もあったようですね。
ja.wikipedia.org
彼の熱中ぶりはすさまじく、精神力を限界まで働かせてしまいトランス状態になってしまうほどだったそうです。
そこまでしないと成功しないのかと思われるかもしれませんが、まさにその通りなのです。
すべてを捧げなければ(実際にはそうでなくても、意志の問題という意味で)、なにをやってもうまくいかないものでしょう。
しかしだからこそ、自分の才能に賭け、時間と経験を積んでチャレンジするのでしょうね。
テープ解読者にはそれだけの価値が十分にあるといえます。
一代で億万長者になることができる職業やチャンスは、そう多くはありません。
まとめ
- 投資家として成功するには、まず精神的素質を手に入れることが必要になる。
- 訓練によって正しい心構えを身につける力(学ぶ力)
- 恐怖や不安や高揚や無頓着などの感情を抑えきる力(淡々とこなす力)
- テープだけを指針と認め、それに従うように心をしつける力(雑音に惑わされない力)
- あらゆる時間と労力を捧げなければ成功しようがない。
おわりに
ワールドカップ観戦がここまでハラハラするとは思っていませんでした。
ラッキーに左右されてはいますが、どんなことも不可能じゃないと勇気づけられた気がします。
チャンスが来たら淡々とつかむメンタル、私も見習いたいものです。
gyatuby.hatenablog.com