はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

ふりむけばやさしさに飢えた弱肉強食の世界で

板情報トレード第9章⑤~デイトレードと長期トレードの両立

前回は長期トレードとデイトレードを比較してみてきました。

しかし、なにもどちらかを選ぶ必要はなく、どちらも行ってもかまわないのです。

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補足的なトレード

  • 毎日のトレードへの影響を避けることができるのならば、補助的な収益手段として長期的スイングのトレードをすることを禁じる理由は何もない。
  • しかし、そうしたトレードと通常のデイトレードとははっきり区別しておかなければならない。
  • 混同が生じれば、両方の良さが打ち消されてしまう。
  • もし長期的トレードがデイトレードの判断の正確さを損なうようなことがあるのならば、即座にそれをやめなくてはならない。

特に強気相場の序盤というものは、長期にわたって大化けすることが少なくありません。

このようなときは、上昇を見込んでデイトレード分とは別にポジションを持つ戦略も有効になります。


しかし注意したいのが、ワイコフが指摘しているように注意散漫になる事態は避けなければいけません。

長期トレードでは大きなスイングに集中するために、小さなスイングは疎かになりがちです。

本来は自分の得意とする取引に専念するべきであり、どちらも手掛けて中途半端な結果に終わってはくやしいでしょう。



二重トレードの能力

  • たやすく想像できることだろうが、43ドルのスチールを、100株は長期目的で、200株はデイトレード目的で買った場合、下落の合図があったときには、300株全部を手仕舞いたい気持ちになるはずである。
  • ここでこそ、二重トレードを行う能力があるかどうかが試される。

手仕舞いのタイミングは、デイトレードと長期トレードでは異なってくるでしょう。

これはスイングの大きさで、トレードの考え方が異なるためです。



考え方を整理する

  • 多くの問い掛けに答えることで、その(長期目的)100株を持続するか、「大掃除する」かを決めることができるであろう。
  • 長期的な上げの前に調整が入ると考える場面か?
  • これは小さな下落か、大きな下落か?
  • 強気のトレンドは続いているか?
  • これは反発か、ただの戻りか?

このほかにも、自分に問いかけることはたくさんあるでしょう。

ただし長期トレードの場合は、頼れる指標がいくつか存在しており機械的に従うことができるため、こうした問題のいくつかはクリアできるかもしれません。



より強い意志と柔軟さが求められる

ギャンブルの極意
出所:ハンターハンター
  • デイトレードを妨げないように、補助的なトレードを行うためには強い意志とさえわたった頭脳を必要とする。
  • 200株売って100株持続することはだれでもできる。
  • だが、買い持ちしながら売り持ちしようとすれば―強気であると同時に弱気であろうとすれば―どうしても判断がゆがむのではないだろうか。

デイトレードと長期的トレードを同時に行うには、強い意志とひらめく頭脳が必要となります。


なによりも問題なのが、買いと売りの両建てとなった場合に、利害にとらわれずに正確に判断できるかということです。

どっちに転んでもおいしいなんてことは、投資の世界ではほとんどありえません。



まとめ

  • 集中力が持つ限り稼げるのであれば、デイトレードと長期トレードの両方を行っても構わない
  • ただし二重トレードを行うには、強い意志と柔軟さが求められる。
  • いずれにせよ、儲かるならばむやみに制限する必要はない

おわりに

今年もお疲れ様でした。

まだデイトレードの銘柄選びはできたものの、実際のトレードには踏み出せずにいます。

(厳密にいえば日経レバには手を出しましたが、すぐ負けました…)

来年も引き続きデイトレードを勉強していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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