前回は長期トレードとデイトレードを比較してみてきました。
しかし、なにもどちらかを選ぶ必要はなく、どちらも行ってもかまわないのです。
補足的なトレード
特に強気相場の序盤というものは、長期にわたって大化けすることが少なくありません。
このようなときは、上昇を見込んでデイトレード分とは別にポジションを持つ戦略も有効になります。
しかし注意したいのが、ワイコフが指摘しているように注意散漫になる事態は避けなければいけません。
長期トレードでは大きなスイングに集中するために、小さなスイングは疎かになりがちです。
本来は自分の得意とする取引に専念するべきであり、どちらも手掛けて中途半端な結果に終わってはくやしいでしょう。
二重トレードの能力
手仕舞いのタイミングは、デイトレードと長期トレードでは異なってくるでしょう。
これはスイングの大きさで、トレードの考え方が異なるためです。
考え方を整理する
- 多くの問い掛けに答えることで、その(長期目的)100株を持続するか、「大掃除する」かを決めることができるであろう。
- 長期的な上げの前に調整が入ると考える場面か?
- これは小さな下落か、大きな下落か?
- 強気のトレンドは続いているか?
- これは反発か、ただの戻りか?
このほかにも、自分に問いかけることはたくさんあるでしょう。
ただし長期トレードの場合は、頼れる指標がいくつか存在しており機械的に従うことができるため、こうした問題のいくつかはクリアできるかもしれません。
まとめ
- 集中力が持つ限り稼げるのであれば、デイトレードと長期トレードの両方を行っても構わない
- ただし二重トレードを行うには、強い意志と柔軟さが求められる。
- いずれにせよ、儲かるならばむやみに制限する必要はない