はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

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板情報トレード第7章③~チャンスを待つ

チャンスを待つ重要性については、わざわざ記事にしなくても理解していると思います。

しかし、チャンスを待っている間にもできることはあります。

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限界線をブレイクする

  • 以上の説明で、閑散相場に目を光らせていて、株価が枠を抜けだした瞬間に手掛けることの有利さが、お分かりいただけただろう。
  • 先導株のチャートに線を引いて(上の線は揉み合いのスイングの高値を結び、下の線は安値を結ぶ)、その線を越えたら売ったり買ったりするという方法をとればそれでよかった。
  • というのも、株価が狭い範囲をブレイクするということは、アキュミュレーションやディストリビューションや休息期間が終わって、新たな力が働き始めたことを示しているからである。

前回の記事で、閑散相場からトレンドが始まる際の相場の具体的な動きを見てきました。
gyatuby.hatenablog.com


閑散相場でスイングが取れなくても、無関心でいるのは愚かといえます。

トレンドが転換するスタート地点をしっかりとらえ、そして事前に準備することで、大きな利益を得ることができます。


ワイコフは具体的な売買方法として、値幅の上限下限にそれぞれ抵抗線支持線を引き、そのラインを超えた段階を見計らって売買する方法を提案しています。

これに捕捉するならば、株価の動きに加えて出来高の大きさはよく見ましょう。

アキュミュレーション(買い集め)やディストリビューション(売り集め)がなされているなら、出来高が膨らんでいるはずだからです。

機関投資家の取引は、運用資産の大きさからどうしても出来高で外部にバレてしまいます。



閑散相場でできる仕事はほかにもある

  • 閑散相場のなかでトレーダーにできる仕事はほかにもある。
  • ひとつは主力株の抵抗レべルに注意を払うことで、少数の利益を上げるということである。
  • 一番良いのは、一/八ポイントの変動すべてを書き込んだチャートを作ることである。

そうすれば、進行中の出来事を図に表せるし、抵抗レベルと当面のトレンドをはっきりとつかむことができるからである。

閑散相場で監視する以外にもできることはあります。

いくら動かないといっても値動きは少なからずあり、そこから利益を得ることは可能です。


ただしコストパフォーマンスの観点からはあまりよろしくないでしょう。

総体的にかける労力や取得費用が占める割合が大きくなるためです。


それでも挑戦することに意味を見出すのであれば、チャートを見ましょう。

1分足など、短い期間のチャートを見ることで、ワイコフの手法を真似ることができるかと思います。



上値と下値

  • 株価は、もう一回181一/八ドルの抵抗レベルをブレイクしようとして失敗する
  • 疑問の余地のない下降トレンドに入る。
  • 180一/八ドルまで来ると新たな抵抗レベルが出現する。
  • テープ解読者はここで買い戻して、買いに回らなければならない。
  • 今やトレンドは上向きになっている。
  • ここでは上げに対する抵抗力が乏しく、株価はブレイクする。
  • テープ解読者は買い持ちを続ける。

閑散相場でのデイトレードについて、具体的なチャートとその読み方について述べています。

出来高と株価の動きを読み切れるようになれば、このような理想のトレードをすることができます。

個人的には、デイトレードスキャルピングにも役立つ初歩が書かれていると思いますので、じっくり読むことをおすすめします。



ダブルストップ

  • ダブルストップ注文とは「181五/八ドルにストップ注文(逆指値)を置いて200株買付」という内容だった。
  • 忘れてはならないのは、この方法が超閑散相場にだけ使えるものであり、前にも言った通り、危ない仕事だということだ。
  • 私としてはあまりお勧めできない。
  • 閑散相場の主力株でわずかな利益をスキャルピングしようとしても、普通引き合わない。
  • 手数料、納税印紙、「見えざる一/八」(スプレッド)が非常に大きな負担となる。
  • 私たちはトレードを強制されているわけではない。
  • 成果は何回トレードしたかではなくどれだけお金を稼げたかによって決まるのだ。

この例では、超閑散相場に空売り100株していると考えてください。

テープ解読者は最初のトレードで「ダブル(2倍)」ストップを181五/八に2倍の200株をドテン*1買いします。

もともと空売りしていた100株を解消し、更に100株を今度は買いポジションを作ります。


ただこのようなトレードはリスクが高いです。

スイングも狭く、取得費用を上回る利益を生み出すのはとても難しいです。


常に動かなくとも、来るべきチャンスのために準備して待つのが王道となります。



まとめ

  1. 閑散相場に目を光らせていて、株価が枠を抜けだした瞬間に手掛けることの有利さが、お分かりいただけただろう
  2. 先導株のチャートに線を引いて(上の線は揉み合いのスイングの高値を結び、下の線は安値を結ぶ)、その線を越えたら売ったり買ったりするという方法をとればそれでよかった
  3. というのも、株価が狭い範囲をブレイクするということは、アキュミュレーションやディストリビューションや休息期間が終わって、新たな力が働き始めたことを示しているからである

  1. 常に動かなくとも、来るべきチャンスのために準備して待つのが王道

おわりに

中銀ウィークを抜けて株式市場は上抜けました。

もっと買っておけばとも思いますが、フォロースルーデーが発生しているならこれからが本番です。

そろそろグロースも反発して欲しいところですね。
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*1:ドテンとは、持っているポジションを決済し、反対のポジション建てにすること