デイトレードでは、投資する環境も大事になります。
私たちには自称凄腕トレーダーに耳を貸す時間や余裕はないはずです。
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手を空にする有利さ
- 本物のテープ解読者は、毎日午後三時には手を空にすることを好む。
- テープ解読者は、10日間に１回のトレードで1,000ドル稼ぐよりも、同じ期間で毎日平均100ドルの利益を上げようとする。
- 単にテープ解読の目標は１回で大きな利益を得ることではなく、毎日ずっと少額の平均純利益を手に入れることにあるということを、改めて強調したいからである。
デイトレードの良いところは、相場が閉まる前にすべてのポジションを解消するため、相場が閉まったあとは中立の立場で相場や銘柄を研究したり、ときにはゆっくり休むことが可能になります。
これが信用枠ギリギリまでポジションを膨らませていたら、どうでしょうか？
恐らく相場が閉まったあとも、不安や興奮でたまらない夜を過ごすのではないでしょうか。
デイトレードでコツコツ利益を積み上げることができれば、雪だるま式に大きくなります。
最初は少ない資金でも段々と増えていって、取引単位も大きくすることもできます。
ある出来事
- 彼がトレードを行う事務所の中では、ほかのみんなの声が耳に入り、行動が目に映った。
- そういうこと全部の影響を受け、テープ解読から注意が逸らされることも多かったに違いない。
周囲の騒音による影響は、思っている以上に強いものです。本当に強い！
投資に確実なんて言葉はほとんどありません。
それゆえ自分と反対意見や材料が出ることはよくある話だし、耳を傾けようと思えばいくらでもあるでしょう。
しかし、わたしたちが集中するべきなのは周囲ではなく、テープであり相場であることはもうお分かりかと思います。
彼にとって必要なことは、孤独で平和に集中できる環境を用意することだったのかもしれません。
損切り
- 彼は、損切りの技法とポジションを増やさない技法を習得していたのだから、すぐにほかの知識不足を克服できることは太鼓判を押せる。
損切りの技術はなによりも大事なものです。
たった一度の失敗が致命的なものとなった場合、マーケットから退場することもあり得ます。
したがって、損切りルールさえ徹底していれば何度でもチャレンジできるのです。
失敗を重ねるうちに投資家としての腕は向上していきます。
中長期トレードのオニールは、少なくとも買値の８％で絶対に損切りすることを推奨しています。
gyatuby.hatenablog.com
まとめ
- 本物のテープ解読者は、毎日午後三時には手を空にすることを好む
- テープ解読の目標は１回で大きな利益を得ることではなく、毎日ずっと少額の平均純利益を手に入れることにある
- 周囲の雑音に気を取られず、やるべきことに集中すること
- 損切りさえすれば、何度でも立ち上がることができる
おわりに
あけましておめでとうございます。
昨年は多くの方に当ブログをご覧いただきました、ありがとうございます。
今年も皆さんのお役に立てるような記事を更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今年の目標は、“ヒットを多く出すこと“です。
昨年はホームランを狙って空振りも少なくなかったので、反省の意味を込めています。
本書でも損失を出さないことの重要性を説いており、忘れずにいたいものです。
本年もよろしくお願いいたします。
