本日も「M-株式市場の方向」の続きです。
今回は弱気相場での立ち回りについてです。
株価が下がるとわかっているなら、取るべき行動は売りですね。
マーケット全体の指数を毎日分析する
- 弱気相場では、株価は寄り付きで強く、引けで下落する傾向がある。
- 強気相場では、寄り付きで弱く、引けで上昇する傾向がある。
- トレンドの転換はほんの数日の間に起こることがあるため、市場平均株価は毎日観察しなければならない。
寄り付きでは大衆の動きが色濃く出るといわれます。
例えば弱気相場のときは、安いから買う大衆投資家が一定数現れるため、株価は寄り付きが強くなりがちです。
しかし、機関投資家はこうした動きを見て売りをぶつけるため、引けは下落する傾向にあります。
これはあくまで目安ですが、わたしたちにできることは市場全体が強気か否かを見極めることです。
そのためには、毎日欠かさずに株価指数をチェックする必要があります。
補助的な指標には頼らない
- 補助的な指標には頼らないほうがよい。
様々なテクニカル指標には頼らないほうがいいです。
言い換えれば、市場平均の指標を観察すれば、もう十分であるといえます。
しかし例外的に、レンジ相場ではオシレータが有効という考えもあります。
長引いた1973~1974年の弱気相場
- ウォーターゲート事件の審議とOPEC(石油輸出国機構)による1974年の石油禁輸措置が重なり、1929~1932年の大恐慌以来最悪となる大惨事が1973~1974年にかけて株式市場を襲った。
- ダウは50%も調整し、個別株は平均して70%以上も下落した。
- このような長い弱気相場に備えるためには、平均株価の動きを学び、壊滅的な損失で自らの健康や資産に悪影響を及ぼさないような投資術を身に付けることが必須である。
弱気相場でどうやって損失を防ぎ、来るべき上昇相場に備えるか、歴史を学びましょう。
1973年から始まった弱気相場の具体的な内容については、本書をご覧ください。
まとめ
おわりに
リライト現在では、ディストリビューションの日数を数えると弱気相場といえるでしょう。
このページ(ブログ記事)をしっかり読み込むことで、やるべきことが見えてくるはずです。
次回は、長期投資のリスクについて学びます。
天井を付けて弱気相場入りしたことがわかるなら、はたして株式を持ち続けるのは正解でしょうか。
gyatuby.hatenablog.com