はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

ふりむけばやさしさに飢えた弱肉強食の世界で

オニールの成長株発掘法第9章③~M:弱気相場での立ち回り

CAN-SLIMによって、大化け銘柄が持つ7つの主な特徴を、7文字のアルファベットで表します。

本日も「M-株式市場の方向」の続きです。


今回は弱気相場での立ち回りについてです。

株価が下がるとわかっているなら、取るべき行動は売りですね。

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前回の記事

前回は相場サイクルについて読みました。
gyatuby.hatenablog.com



マーケット全体の指数を毎日分析する

  • 弱気相場では、株価は寄り付きで強く、引けで下落する傾向がある。
  • 強気相場では、寄り付きで弱く、引けで上昇する傾向がある。
  • トレンドの転換はほんの数日の間に起こることがあるため、市場平均株価は毎日観察しなければならない。

寄り付きでは大衆の動きが色濃く出るといわれます。


例えば弱気相場のときは、安いから買う大衆投資家が一定数現れるため、株価は寄り付きが強くなりがちです。

しかし、機関投資家はこうした動きを見て売りをぶつけるため、引けは下落する傾向にあります。


これはあくまで目安ですが、わたしたちにできることは市場全体が強気か否かを見極めることです。

そのためには、毎日欠かさずに株価指数をチェックする必要があります。



補助的な指標には頼らない

  • 補助的な指標には頼らないほうがよい。

様々なテクニカル指標には頼らないほうがいいです。

言い換えれば、市場平均の指標を観察すれば、もう十分であるといえます。


しかし例外的に、レンジ相場ではオシレータが有効という考えもあります。



弱気相場が始まったら

  • マーケット全体が天井を打ったら、保有株を売って少なくとも一部を現金化し、信用取引を縮小して自分の口座を守ることだ。
  • 主要な市場平均の日々の株価及び出来高の変化をチャートから読み取る方法を学ぶことが最善策。

弱気相場は、強気相場と違って運で勝つのが難しくなるため、実力で勝負しなければなりません。

自信がある方は空売りなどに全力で挑戦すればいいのでしょうが、大半の方は身を守る動きをしたほうが無難です。


繰り返しになりますが、資金を守るためには、主要な市場平均の株価と出来高の変化をチャートから読み取る方法を学ぶことが必須と言えます。

そうすれば、相場のムードを大きく読み違える失敗がなくなり、ほかのテクニカル指標、ましてや他人の意見に振り回されることもなくなります。

マーケットに逆らってはいけません。



長引いた1973~1974年の弱気相場

  • ウォーターゲート事件の審議とOPEC石油輸出国機構)による1974年の石油禁輸措置が重なり、1929~1932年の大恐慌以来最悪となる大惨事が1973~1974年にかけて株式市場を襲った。
  • ダウは50%も調整し、個別株は平均して70%以上も下落した。
  • このような長い弱気相場に備えるためには、平均株価の動きを学び、壊滅的な損失で自らの健康や資産に悪影響を及ぼさないような投資術を身に付けることが必須である。

弱気相場でどうやって損失を防ぎ、来るべき上昇相場に備えるか、歴史を学びましょう。

1973年から始まった弱気相場の具体的な内容については、本書をご覧ください。




まとめ

  1. トレンドの転換はほんの数日の間に起こることがあるため、市場平均株価は毎日観察しなければならない
  2. マーケット全体が天井を打ったら、保有株を売って少なくとも一部を現金化し、信用取引を縮小して自分の口座を守る
  3. マーケットに逆らってはいけない

おわりに

リライト現在では、ディストリビューションの日数を数えると弱気相場といえるでしょう。

このページ(ブログ記事)をしっかり読み込むことで、やるべきことが見えてくるはずです。


次回は、長期投資のリスクについて学びます。

天井を付けて弱気相場入りしたことがわかるなら、はたして株式を持ち続けるのは正解でしょうか。
gyatuby.hatenablog.com


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