この前の記事にあたる「カップウィズハンドル」を2分割しました。
gyatuby.hatenablog.com
読み返してみると内容が重いのに量も多く、執筆者でさえ読むのに苦労しました…
せっかくなのでリライトしていますが、復習も兼ねて読んで頂ければ嬉しいです。
ピボットポイントを見つけ、出来高の変化に注目する
重要なことは、適切な株価になるまで油断せずじっと我慢することです。
大事な個所ですので、こちらも細分化して解説していきます。
ピボットポイントとは?
つまりピボットポイントは、いつ、いくらで買うべきかを示しています。
大きな上昇をする際、通常は大きな出来高が伴います。
モメンタム投資では、この勢いに乗って株式を購入して値上がりを期待してきます。
機が熟すまでじっと我慢すること
- 投資目的は最安値で買うことでも、底付近で買うことでもなく、成功する可能性が最大になる正しいタイミングで買い始めること。
- これはつまり、あなたが株に手を出す前に、株価が狙いの買いポイントまで上昇していくのを、じっと待つことを学ばなければならないことを意味する。
- ピボットポイントから本格的に株価が動き始め、驚くような上昇を見せる。
儲けるにあたっては、別に底で買って天井で売る必要はありません。
株価が底かどうかは、あくまでほかの投資家、とりわけ機関投資家に左右されることが多いため、長い物には巻かれる気持ちでいましょう。
相場の読みが正しければ、チャンスは必ずやってきます。
頭と尻尾はくれてやりましょう!
買い逃したら次の機会を待つ
- 正確な買いポイントをやり過ごして、5~10%以上も上昇したところで買っても、すでに後れを取ってしまい直後の株価調整に引きづりこまれてしまう
万が一、買うタイミングを見逃してしまった場合には次の機会を待ちましょう。
高値で買っても次の調整で損切りするハメになってしまいます。
その時の調整のタイミングや次のベースで買うこともできます。
また、別の銘柄でチャンスを待つこともできるでしょう。
こうした買い逃しは避けたいところですが、無理に買い向かう必要はありません。
カップウィズハンドルのピボットポイント
- 適切な株価パターンのピボットポイントは、前の高値から5~10%下がったところで発生する。
- 取っ手部分の高値が買いポイントになるわけだが、これはほとんどがベースの高値よりやや低くなる。
- 高値の更新まで待っていたら、おそらく手遅れになるだろう。
- カップの高値から取っ手を作り始めた高値を通って下向きになるトレンドラインを描くことで、少しだけ有利なスタートを切ることができる。
カップウィズハンドルの場合は、買うポイントがはっきりしているのでわかりやすいです。
取っ手部分の高値を超えたタイミングで、買い注文を出しましょう。
なおブレイクアウトの動きが急すぎて、前述のように買いそびれることがあるかもしれません。
そのような場合を嫌う場合は、カップの取っ手部分の高値同士を結んでトレンドラインを引き、そのラインを株価がブレイクアウトした場合に買うという手法もあります。
どんな時に適しているかは状況次第ですが、自信の程度によるものが大きいでしょう。
私の経験上では思ったよりうまくいくことが多いですが、あくまでスタートを早く切りたいときだけ利用しています。
しっかりした準備がなにより大事
- だが、この方法で儲けるためには、チャートと株価の分析を正しく行う必要があることを忘れないでほしい。
銘柄選択(CAN-SLIM)はもちろん、常にチャートも監視する必要があります。
時間と労力はかかりますが、それだけ見返りがあります。
しっかり準備しましょう!
なお当たり前ですが、100%勝てるわけではありません。
しかし損小利大で取り組めば、トータルでは大きくプラスになるはずです。
そして倍株を当てれば投資成績は劇的によくなるでしょう。
出来高の急増も貴重な手がかり
投資本では「買い集め=アキュミュレーション」「売り抜け=ディストリビューション」と呼ぶことが多いです。
ブレイクアウトの際には出来高を伴っていると、機関投資家がその銘柄を買い集めている可能性が高いです。
このような動きを事前に察していると、瞬時に買いポジションをとることででき、結果大儲けできます。
逆に天井付近で出来高急増で下落した場合は、機関投資家が売り抜けており天井を付けることが多いです。
これは天井付近で株価が変わらないのに出来高が大きい時も同様です。
天井の形成は底より短期に出来上がるので、よりフットワークを軽く持つようにするといいでしょう。
調整の重要性
株価パターンの形成は、弱気相場の到来によって完成します。
いつも強気相場であるわけがありません。
ゆえに相場のムードに流されることなく、適切なタイミングで株式を買う準備を整えることも大事になります。
おわりに
ピボットポイントを探り当てるためには、事前の準備に尽きます。
本書を読んでチャートパターンを頭に入れることはもちろん、時間と労力を注ぎ込む情熱も求められるでしょう。
しかし別に身構える必要はありません。
何度も読んでもなお新しい発見があるように、完全にマスターした方は多くはないでしょう。
ときには準備不足でも経験を買うつもりでいると、意外に習得が早くなるというものです。
次回はカップウィズハンドル以外の、他の株価パターンを見ていきます。
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