はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

ふりむけばやさしさに飢えた弱肉強食の世界で

板情報トレード第1章①~ティッカーテープとは

今回は、チャートソフトが充実していなかった時代に重宝された、ティッカーテープについて見ていきましょう。

現代で言うところの歩み値に当たります。

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テープリーディング(ティッカーテープの解読)

  • 相場は絶えず、すぐ先の自分の動きを教えてくれる。
  • そして、その教示の内容はテープに正確に記録される。
  • だから、この細い紙のリボンに刻まれた情報を読み取ることのできる者は、一般大衆に比べてまぎれもなく有利な立場に立っている。

主にスキャルパーやデイトレーダーは、チャートと同じようにティッカーテープ(歩み値を記したもの)を読み取ることで、相場の動きを予測し利益を上げています。

この予測ができるようになれば、間違いなくほかの投資家より有利な立場にいることができます。


ただし、これはデイトレーダーたちに限った話ではありません。

中長期の投資家にとっても身につけるべきテクニックです。

買う間際にトレンドが上向きか下向きに動きそうかわかったら、投資成績が改善されると思いませんか?


もちろん実際に予測するのは難しい技術ですが、本書ほどテープリーディングを的確に説明しているものはないでしょう。

ぜひじっくり何度も読んで頂きたい名著です。



ティッカーテープとは?

  • ティッカーテープとは)、もともとは株価(売買価格)をリアルタイムに打ち込んだ紙テープのこと
  • 機械が打ち込む音から「ティッカー」と呼ばれたという。
  • 時代とともに体は紙テープから電光掲示板へと姿を変え、出来高をともなった価格情報は 「歩み値」 として証券会社のオンラインなどで見ることができる。
  • 本書の著者であるワイコフや伝説のリバモアがトレードで成功した裏には、ティッカーテープの解読があった。

ティッカーテープは、今でいう歩み値板と思っておけばいいでしょう。

歩み値とは、売買が成立した場合にその株価と出来高を示している一連の情報のことをいいます。

出所:SBIネオトレード証券

https://www.sbineotrade.jp/tool/stock/ayumine.htm

一度は見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。



テープ解読者の成功

  • よく知られているように、最大級の成功を収めた当代のトレーダーはたいてい、まずテープを解読することから始め、最初は200~300ドルばかりの資金でわずかの株数を売買した。

ティッカーテープを読むことは、投資家として成功するための必要条件といるでしょう。

というより、読むか読まないかだったら、読めたほうが良いに決まってます。


そしてどんな偉大な投資家にも、私たちと同じスタートラインに立っていました。

けっして絵空事の存在というわけではないのです。


研究や実践を繰り返すうちに、きっと彼らに近づけるはずです。



まとめ

  1. 相場は絶えず、すぐ先の自分の動きを教えてくれる
  2. ティッカーテープとは、株価(売買価格)をリアルタイムに打ち込んだ紙テープのこと
  3. 現代では、出来高をともなった価格情報は 「歩み値」 として証券会社のオンラインなどで見ることができる
  4. どんな偉大な投資家も、スタートラインはわたしたちと同じである



おわりに

チャートソフトが充実している現代では、歩み値の重要度は落ちると考えるかもしれません

たしかにどちらも使うに越したことはないでしょう

チャートもスキャルピングデイトレードを行う際は、分足も使うでしょうから、似たようなものを見てはいるのです。


しかし少なくともBNF氏は、取材に応じた際に映った画像を見ると、チャートよりも歩み値や板を監視しているようでした。

この論争はのちに本書で触れていますので、今は頭の片隅に置いていただければと思います。
gyatuby.hatenablog.com


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