デイトレードを行う上で、本書では出来高の多い大型株を推奨しています。
実は他にも仕手株と呼ばれる、板の薄い銘柄が突然人気化して急騰する銘柄でもデイトレードはできるのです。
特別な銘柄のトレード
もう一つの方法はいわゆる仕手株と呼ばれる銘柄を手掛けることです。
スキャルピングやデイトレードを行うものにとっては、銘柄の中身は問題になりません。
そこに十分な値動きと出来高があれば十分利益を得ることができるチャンスがあります。
「飛び乗れ」
- 突然の活気や出来高や上昇傾向から、テープ解読者は「飛び乗れ」という合図を読み取った。
カンザスシティ・サザンはほとんど値動きがありませんでした。
それが正午をやや過ぎたあたりで突然人気化し、出来高を伴って株価は急騰します。
恐らく買いの価格操作的な注文が入ったのでしょう。
これは本書のテープを見るとよくわかります。
正気の人間はまず反応できません、とまどいや恐れに捉われています。
しかしテープ解読者はこの「飛び乗れ」の合図に、怖くてもすぐに乗らなければいけません。
急騰の引き金になったのは、相場操縦家が手の内を見せた証拠です。
テープ解読者はその流れに乗っていくだけでよかったのです。
買い乗せ
- 上昇はずっと続いただけでなく、ところどころで加速された。
- テープ解読者はそこで買い乗せをして、平均買いコストのやや下あたりにストップを置き、利益を守るようにしてそのストップを引き上げていけばよかった。
上昇トレンドに乗った銘柄は、基本的には買い増しします。
オニールもピラミッディング(増し玉)を推奨しています。
gyatuby.hatenablog.com
ストップを引き上げる際は、途中で起こる振るい落としに引っかからないように注意してください。
8%~15%の調整は、普通におこります。
投資家にとって重要なのは、こまめに利確することではなく、利益をできる限り膨らませることです。
まとめ
- 十分な値動きと出来高があれば十分利益を得ることができるチャンスがある。
- テープ解読者は「飛び乗れ」の合図に、怖くてもすぐに乗らなければいけない。
- 上昇トレンドに乗った銘柄は、基本的には買い増しする。