はぐれ猿でも、投資がいいんだ。

ふりむけばやさしさに飢えた弱肉強食の世界で

板情報トレード第12章③~メンタルを鍛えよ

デイトレーダーは、技術だけでなくメンタルも鍛えなければなりません。

失敗しても挫けぬ精神力が、結果的にはデイトレーダーとしての自立に繋がります。

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フロアトレーダーの仕事

  • フロアトレーダーにしても学ぶ必要のある職業であり、肉体的・精神的な緊張に慣れ、要領を会得するまでには、何カ月も何年もかかるのが普通である。
  • テープ解読で利益を上げられる人物で、進んで講師になろうという人を私は知らない。
  • 理由は単純である。テープから得られる利益のほうが月謝よりもはるかに多いからである。
  • 立会場に行かず、各自の事務所のティッカーの前で取引時間を過ごす人たちは多い。

ここの皮肉が最高に痛快ですよね。

相場で儲けてるトレーダーが、副業で講師などをしてお金を得ようなんて思うはずがないでしょう。

バフェットだったら何冊も本を書いていても、おかしくないはずですから。


しかし、もしそんなことがあるとしたら、お金ではなく名誉や尊敬のために仕事を引き受けるのかもしれません。

マズローの欲求5段階説*1を考慮すれば、私はそのように思うことにしてます。


優れた投資家は、トレードのために孤独で平和な環境に身を置くことが多いように思います。

もしかしたら晩年、ワイコフも人生を振り返ったときに、何か後世に残したくなったのかもしれませんね。


ベンジャミン・グレアム、ワイコフ、オニールといった優れた投資家は、いずれも名作と呼ばれる書籍を遺しています。



直観的テープ解読

  • 多くのいわゆるセミプロは、直観的テープ解読とでもいえる方法によって取引を行う。
  • 彼らははっきり定義された原理を持たないし、たぶん、どんな具合に自分が動いているのかもはっきり説明できない。
  • トレードを始めてみたものの、自分が成功できそうかどうか決められるほど深く進まず、入り口でやめてしまう人があまりにも多い。
  • また、この仕事でかなりうまくやれた人でも、損が続くとすっかりおじけづいて、ちょうどもう少し踏ん張るべきところでくじけてしまう。

いやゆる勘やセンスで、トレードを行う自称トレーダーは少なくありません。

最終的には必要な要素ではあると認めるものの、上るべき階段を登っていない投資家はいずれ手痛い失敗を食らいます。


この失敗がビギナーを怖がらせることはもちろん、そのまま頑張れば大成するはずの投資家さえもマーケットから退場させるのです。



トレード向きの「性格」

  • つまり、初心者は技術を学ぶだけでなく、トレード向きの性格といったものを作り上げる必要があるわけである。
  • それはどんなにひどい逆境の中でくじけたり、後戻りしたりせず、恐れや、貪欲や、不安や、いらだちや、そして利益の柱を築いたり壊したりするそのほか多くの精神要素など、自分自身の弱点を絶えず克服しようと努力する性格である。
  • 最初に述べたように、テープ解読は難しい仕事である。

やはりトレードは技術ではなく、精神力も必要になります。


どんなに優れた必ず勝てる技術や知識があったとしても、相場環境に左右されて気持ちが揺れては上手く使いこなすことなどできません。

ましてや、自分に自信が持てなくなった場合には、教えに従わずめちゃくちゃなトレードをすることでしょう。


これは一度や二度はみなさんも経験があるのではないのでしょうか?

わたしは大きな失敗を二度していますので、この問題の根深さはよくわかります。


メンタルを鍛えるのは簡単ではありません。

しかし、必要性に気づかなければ成長はありません。


インプットもアウトプットも努力して、一流の投資家を目指してみましょう。



まとめ

  1. フロアトレーダーにしても学ぶ必要のある職業であり、肉体的・精神的な緊張に慣れ、要領を会得するまでには、何カ月も何年もかかるのが普通である
  2. つまり、初心者は技術を学ぶだけでなく、トレード向きの性格といったものを作り上げる必要があるわけである。
  3. それはどんなにひどい逆境の中でくじけたり、後戻りしたりせず、恐れや、貪欲や、不安や、いらだちや、そして利益の柱を築いたり壊したりするそのほか多くの精神要素など、自分自身の弱点を絶えず克服しようと努力する性格である。

おわりに

決算相場が始まって、一喜一憂しているでしょうか。

びっくりしたのが、新NISAで人気のあおぞら銀行です。

まさかの赤字転落で減配となったため、株価が大幅に下がりました。

高配当株はこういうことが起こりうるから、リスク分散が大事になりますね。


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