ファンダメンタル、テクニカルにも当てはまらないが、よく当たる投資格言。
今回は、「買いたい弱気 売りたい強気」
投資成績を左右するのは、感情そのものです。
強欲になればなるほど、落とし穴に入ってしまいがちです。
買いたい弱気 売りたい強気
- これから上がると思うので買いたいが、少しでも安く買いたいために下がってほしいと弱気な相場感を待つことが、買いたい弱気です。
- その逆で、売りたいけれど、少しでも高い値段で売りたいので上がってくるのを待つことが、売りたい強気です。
- 買うと決めたら買う、売ると決めたら売ることが大事であるという考えです。
https://kabu.com/sp/glossary/kabu1262.html
できれば安く買いたいし、高く売りたいというのは、人間の心情といえるでしょう。
しかし、このほんの少しの欲のせいで、買い逃したり売り逃したりすることのなんと多いことか。
これは初心者がよく犯す失敗です。
大きな利益を得るために、小さな損失は喜んで受け入れるべきです。
100円くらい気前よく投げて1万円以上戻ってくる可能性があるのなら、喜んで何回でも投げ捨てましょう。
もちろん板やチャートを使ってほしいところですが、やはり買い時や売り時は今であることが少なくありません。
指値注文ではなく成り行き注文を使う
この格言の教訓としては、指値注文ではなく成り行き注文ですぐに注文を成立させることです。
gyatuby.hatenablog.com
たった1ポイントの差を気にしていると、取引しそこなうことはもちろん、より大きな相場の動きに集中することを忘れてしまいます。
仕事で忙しく常に相場を見ることができない場合はもちろん、特に心理的に損切りをためらってしまうことが多い場合は有効といえるでしょう。
まとめ
- 指値注文ではなく成り行き注文を使う
- たった1ポイントの損失は受け入れること
- むしろ、より大きな相場の動きに注目するべき
おわりに
期待値で物事を考えるのは、ギャンブルだけでなく投資の世界でも重要になります。
今回の格言では、投資家の欲によるためらいが教訓として取り上げていますが、投資に100%を求めてしまうと、どうしても一歩が遅れがちになります。
投資に絶対はありません。
むしろ不確かさがあるからこそ、逆説的ですがリターンを得ることができるのです。
失敗はコントロールできませんが、失敗の金額は損切りでコントロールできます。
損小利大の言葉があるように、何回負けても最後の1勝さえ大勝ちしていればそれで構わないのです。
類似格言
- 高値おぼえ 安値おぼえ
- 大事の前の小事