恐怖や優柔不断は、トレードに悪影響を与えます。
「早く利確しすぎて、株価はさらに上がってしまった」
「損切りが遅すぎて、損失が膨らんでしまった」
誰しもが経験しそうなこれらの失敗に、私たちは対処しなければなりません。
恐怖
- 恐怖、優柔不断、自信のなさはテープ解読者にとって恐ろしい敵である。
- 恐怖を感じるほどの大量の玉を抱え込まないようにしなければならない。
相場で身を滅ぼす原因の一つとして、以前に「トレードのしすぎ」がありましたね。
gyatuby.hatenablog.com
検証されたルールに基づかず、自信もないままに大きすぎるポジションを抱えると、恐怖に支配され、利確が早まったり、損切りが遅れたりします。
大きすぎるポジションを抱えて破滅した直近の銘柄といえば、ダブルスコープでしょう。
一気に人気化したダブルスコープは、悪いニュースをきっかけに連続ストップ安となりました。
【ダブスコ民】ダブルスコープ二階建てで突っ込んだ女性、追証と借金が増え続け絶望「自己破産するしかないのかな」 : まとめダネ!
トレーダーにとって、”心技体”は大切な心得です。
メンタルを鍛えることは、成功するうえで重要な土台にあたります。
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優柔不断
- 優柔不断は自己訓練によって克服するしかない。
- はっきりしたシグナルを認めながら行動しないのは致命的である。
- これは、特に仕掛けるときよりも手仕舞うときに当てはまる。
- 相場とともに歩むのであって、決してそれに逆らわない。
優柔不断もまた、トレードを行う上で失敗する原因となります。
仕掛けるときには意気揚々に注文するのに、いざ仕掛けると早く利確しすぎてしまったり損切りが遅れたりします。
こんなことをしていては、投資成績は一向に上向きません。
こうした優柔不断や恐怖の乗り越え方については、マグラスの書籍『ゾーン』をおすすめします。
トレーダーの心理について、回りくどくも丁寧に解説していますし、優柔不断の乗り越え方についても教えてくれます。
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閑散相場
- 2ポイントの範囲内でしか動かない相場はトレンドがあるとはいえず、テープ解読者は手を出さないほうがよい。
- 小さなスイングの上端と下段で売買しないかぎり、手数料と時折出る損失を超える利益を上げることができないからだ。
- (テープ解読者は、)一/八ポイントでも損が出そうになったら損切りする一方で、3ポイント、5ポイント、10ポイントと利益を伸ばすチャンスを生かすのだ。
- テープが示す最良の機会を選べばよいのだ。
常にポジションを持つ必要はありません。
閑散相場では値幅が小さくなるために、それだけ手数料等のコストに負けてやすくなります。
したがって、テープ解読者は無理に手を出す必要はないでしょう。
勝てると思ったときに勝負すればいいのです。
まとめ
- 恐怖、優柔不断、自信のなさはテープ解読者にとって恐ろしい敵
- 恐怖を感じるほどの大量の玉を抱え込まないようにしなければならない
- はっきりしたシグナルを認めながら、優柔不断が原因で行動できないのは致命的である
- メンタルを鍛えることは、成功するうえで重要な土台である
- 閑散相場では、テープ解読者は手を出さないほうがよい
おわりに
恐怖や優柔不断のデメリットを学びましたが、これらは決して無くなることはないでしょう。
それは自信ではなく、ただの蛮勇です。
大事なのは適切なポートフォリオ管理や投資ルールを、自分に合ったものを見つけることです。
当ブログはそんなお手伝いができればと思っています。