チャート100本ノックでは、時系列順に関連記事や注釈等をまとめています。
古いチャートは自力で出力できなかったため、本書を片手に読んで頂ければと思います。
デジタル・イクイップメント(1967年)
- 156週間で743%上昇
- 高速デジタル小型コンピューター、コンピューター周辺機器、試験装置、試験モジュールの製造会社
かつてはアメリカを代表したコンピューター企業だったそうです。
IPO直後から時間はかかりましたが、約7.4倍の大化けとなりました。
第1ベース
デジタルではスクエアベースが現れていますが、IPOベースではフラットベースの時(Googleなど)も見かけます。
なお本書には記載がないので、独自にIPOベースについて調べているのですが、IBDのコンテンツとして載っているのでしょうか。
情報があれば教えてくれると嬉しいです!
ロウズ(1967年)(空売りP.90)
今も残る住宅リフォーム・生活家電のチェーン企業です。
航空産業の新発明が、他の産業に波及した事例と言えます。
無事にテンバガーを達成した驚異的な銘柄でした。
第1ベース
取っ手なしカップで買うのは勇気が必要ですが、この大商いでブレイクアウトしたら買うしかないでしょう。
また1966年の弱気相場も底をついて上向いていることから、ベース前に上昇トレンドを描いていなくても買うべきでした。
ただしピボットポイントから5%以上上昇してしまったら、買うことはお薦めしません。
次回もチャンスは必ずありますから、しっかり待ちましょう。
10週移動平均線
ピボットポイントからブレイクアウトした後も、たびたび調整による下落が起こります。
ここでは①株価の収束と、②10週移動平均線への押し、と2回のチャンスがありました。
特に①のパターンは、本書ではあまり見ないパターンなので、ここで覚えておきましょう。
第2ベース
- 7週にわたる平底型(フラットベース)、買い
しっかりした上昇トレンドでは、時としてフラットベースのような強いベースが現れます。
フラットベースは第2ベース以降に現れることが多いので覚えておきましょう。
第3ベース
調整らしい調整がやっと現れます。
取っ手がつくことを期待してしまいますが、はっきりとブレイクアウトしたら、取っ手はなくても買うタイミングと言えるでしょう。
ただしカップの下落が2週間と短すぎると、失敗する可能性が高いので注意しましょう。
第4ベース
第4ベースとなると、そろそろブレイクアウトに失敗する確率が高くなりますが、ロウズはまだ持ち堪えます。
パターンとしては、とても理想的な形をしています。
こういう時も試し玉くらいはするべきなのか、今後も注意して見ていきたいと思います。
ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ
本書にも空売りの記載がありますが、参考程度のものです。
本格的に空売りを始めたい方や、興味がある方は『オニールの空売り練習帖』が参考になります。
gyatuby.hatenablog.com
おわりに
今月はIPOラッシュとなりましたね。
私はIPO投資には(オニールの教えもあって)手を出していませんが、有望な銘柄はウォッチしています。
gyatuby.hatenablog.com
大化け銘柄を狙うなら、こうした新顔もチェックするといいでしょう。
私は東証のホームページからチェックしていますよ。
ぜひ習慣にしましょう。
www.jpx.co.jp
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