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オニールの成長株発掘法第1章21~チャート100本ノック45〜46本目

チャート100本ノックでは、時系列順に関連記事や注釈等をまとめています。

古いチャートは自力で出力できなかったため、本書を片手に読んで頂ければと思います。

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銘柄選択の極意(再掲)

  • 本書では、チャートからどこで買えばよいのかだけでなく、売りのサインの読み取り方も伝授している。
  • 成功するためには、歴史によって実証された信頼性のある買いと売りの規則性を学ぶ必要があるのだ。
  • 時代にかかわらず幾度も繰り返される特定のチャートパターンがあることに気がつくだろう。
  • 売り上げ、収益率、ROE(株主資本利益率)のそれぞれが大幅に上昇している銘柄を見つけること
  • そして、機関投資家による買い集めを示している強いチャートパターンを見つけること
  • この両方ができれば、読者諸君の銘柄選択及び売買タイミングが大幅に改善されることにつながるのだ。

チャートを注意深く読むことで、売買タイミングは大幅に改善されます。

銘柄選択は一流なのに、利確が早すぎたり遅すぎたりで機会損失を得ることは、おそらくすべての投資家が通る道かと思います。

必要なのは、買いのタイミングと利確の精度をいかに高めるか考え続けることです。

チャートのテクニカル指標には様々なものがありますが、オニールが使用する主なテクニカル指標は、株価と出来高移動平均線シンプルです。
わたしたちが学ぶべき対象として、これ以上のものはないでしょう。

オニールが伝授する投資法を、余すことなく学びましょう。


チャート100本ノック

関連記事や注釈等をまとめています。
本著を片手に以下を読んで頂ければと思います。
なお、前回の記事は以下をご覧ください。
gyatuby.hatenablog.com

サンボス・レストラン(1971年)

  • 104週間で458%上昇

サンボスがみせるIPO直後のチャートの動きは、今の日本株に役に立つかもしれません。

第1ベース

第1ベースでは10周移動平均線を押しています。

株価の揉み合いが起こり、移動平均線を押したらチャンスを逃さないようにしましょう。

ちなみにIPO直近でもベースを形成しています。
手が出せたなら出した方がよかったでしょう。



第2ベース

買うタイミングが早すぎると、ふるい落としに遭って株を手放すことになってしまいます。

買い増すタイミングは慎重に出来高の動きを見て行いましょう。



第3ベース

取っ手部分が深くふるい落としが起こっています。

ここは綺麗なカップウィズハンドルを描いているので、怯えず買えると良いでしょう。

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シー・コンテナーズ(1976年)(cf.P131)

  • 59週間で448%上昇
  • 世界中で海上貨物コンテナ、コンテナ船、および関連するクレーンをリースしていた

リース会社は典型的な景気循環株です。

当時は画期的で急成長をしていたのでしょうか。




第1ベース

  • 1976年の買いポイントでは、税引前利益率は29.6%、ROEは38.2%、そして直近四半期の収益は189%の上昇
  • S&P500が調整する中、46週にわたるカップウィズハンドル
  • カップの底で株価上昇時に出来高増加
  • 取っ手部分の安値が切り下がる
  • 取っ手部分で出来高減少
  • ブレイクアウト時に出来高増加、買い

カップウィズハンドルを丁寧に説明していますので、ここでおさらいしましょう。

カップの底での出来高については、本編ではあまり触れていません。


またCAN-SLIMの「C」と「A」に当てはまっていることもわかります。

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上昇トレンド

ベースを突破し9週連続で上昇しました。

この後も上昇ベースを描きますが、押し目は必ずあります。


3週連続で終値がほぼ同じで、10週移動平均線を押しています。

最初の押しは成功率が高いのでチャンスでした。

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第2ベース

上昇ベースの中にベースが現れるパターンで、ダブルボトムの形に近いですね。

2回目の押しでもしっかり買っていきましょう。




第3ベース

取っ手部分が長いカップウィズハンドルに見えます。

狙うのは簡単ではありませんが、出来高の動きに注意を払うべきだったでしょう。




上方チャネルライン

  • 出来高急増も前週と比べて株価はあまり上昇せず、失速し上げ止まり、売り

売りのタイミングは常に簡単ではありません。

歴史と経験に学ぶとコロが多いように思います。

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おわりに

日本株の調子も良くなって、売りのタイミングを図っている方も少なくないでしょう。

相場師によってはまだ続くという方も言っていますが、実際にはそれは誰にもわからない。


こればっかりはチャートで判断するしかありません。

そして過去の大化けチャートから学ぶべきです。

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